Kさんの妹は、結婚から数年経って待望の子どもを授かった。すでに安定期に入り、両親にも報告を済ませ、姉であるKさんも、自分のことのように喜んでいた。でも、妹との関係が、なんとなくぎくしゃくしていて、すっきりしない。そうなったいきさつは、わからないでもない。妹は、Kさんより先に結婚したのに、長らく不妊で悩み、後から結婚したKさんは、すぐ子供を授かった。その間のやり取りが微妙な温度差を生み、いつのまにか距離ができてしまったように思う。心理的に微妙な問題も複雑に絡んで、仕方がないとは思うが、以前は仲が良く、ともに行動することが多かった同志のような姉妹だったので、これからもできるだけよい関係を保っていきたいと願っている。Kさんは、そのためのヒントを、タロットで見ることにした。
M・Kさん 30代 神奈川
A.
(1)現状 |
経緯 | 現状 |
経緯 | 現状 | 展望 |
③展望は「太陽」が出た。このカードも正立である。Kさんは、霊的な太陽が燦燦と輝く中で一緒にいる二人の姿から、以前よりも澄んだ意識でつながっている自分たちをイメージした。こんな二人になれたら最高である。妹も出産が無事終われば、きっと緊張もほぐれるだろう。子育てが始まれば、Kさんも一番身近な先輩として、いろいろ力になれるに違いない。Kさんは、カードの絵柄を見て、本当に嬉しかったし、大いに力をもらった。
アドバイスカードは「宙吊り」である。現状にも出たカードなので、言わんとすることがよくわかる。「太陽」のような関係になれるよう、今は静観しようと、Kさんは強く思った。非常にシンプルな展開で、心のモヤモヤは嘘のように消えた。それどころか、Kさんは、タロットを展開したことで、同志のような姉妹になれると確信できた。