最新のケーススタディ 2016年8月25日号 掲載
Q. ビーズステッチを仕事として教えたり、作品を作って発表してきた。最近ビーズの刺繍に魅せられ習い始めたところ、慣れないこともあり大変時間がかかるために元々やっている ビーズステッチと両立してやっていくことが困難になっている。いずれは2つを融合した作品を作ってみたいと思っているが、今のままビーズ刺繍を続けていって仕事にすることができるのか。
S・Iさん 50代 神奈川
A.(1)
現状 |
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現状の「神の家」Rは、ふたが取れてビーズが飛び散ってしまっているように見える。今まで続けてきたビーズステッチを疎かにしてしまっているような不安がある。
(2)
経緯 |
現状 |
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経緯は「仕事師の正立。テーブルの上に目がいく。ビーズを仕事にしてきた自分の姿。
(3)
展望は「恋人」。上のキューピットの弓矢が気になる。これは針に見えて、ビーズ刺繍もやっていいとカードは決断するように促していると思う。
(4)
戦車に乗っている人の顔には余裕があり、2頭の馬をうまく操っている。2頭の馬はビーズステッチとビーズ刺繍の両方に思える。
(5)
戦車の視線の先は月のカード。ザリガニが2つのものを挟んで絶対に離さない様子が気になる。周りの水滴がビーズに見える。これは神の家でみた玉より質が高い。ビーズの向上を表すと同時に建物が2つ、別々にあることから無理に2つを融合させるのではなく、ビーズステッチとビーズ刺繍を学ぶことで内的に影響しあうということを表しているのではないか。
(6)
経緯の視線は「星」R。女神の持っている2つの壺が気になる。今はまだ、ビーズステッチと刺繍のバランスがとれないことを表していると思う。
(7)
経緯の対策 は「隠者」、「隠者」のランプの先が気になる。またこの方はビーズの師匠にも見える。
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経緯 |
現状 |
展望 |
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「斎宮」は間違いなく刺繍をしている自分だろう。
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経緯 |
現状 |
展望 |
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「13」は精査して2つのものをひとつにする為に四苦八苦している自分にも見える。
アドバイスカードは「仕事師」。やがて仕事になっていくというアドバイス。無理に2つの手法をひとつにしようと思うより、2つを学ぶことでビーズの表現がさらに豊かになる自分にわくわくした。師匠に相談をしつつ、今後も両方を頑張っていこうと思った。
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