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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第279回 原点に帰って、納得の仕事がしたい

最新のケーススタディ 2017年4月10日号 掲載

Q. アロマが大好きなKさんは、アロマサロンを開いて15年になる。サロンを開くこと自体が冒険で、振り返れば、勢いだけで何とかやって来たように思っている。Kさんは、好きなことを仕事にできたことに喜びを持っているが、途中から法人化し業務を広げたこともあって、いつの頃からか煩雑な事務処理に消耗するようになってしまった。小さなサロンなので、人を雇うも、仕事の任せ加減が難しい。もっともっと勉強したいと思っているのに、時間が思うようにとれない。この悪循環を何とか変えたいと思ったKさんは、思い切って仕事のやり方・業務規模を見直し、自分が納得するクオリティを維持できるスタイルに改めることにした。新しい試みはうまくいくだろうか。Kさんはタロットに助言を求めることにした。

T・Kさん 50代 東京

A.(1)

現状

現状は「神の家」である。カードを見ていると、丁寧に積み上げられたレンガは、堅固な建物を作り出すことが一目でわかる。Kさんの仕事に対する思いもまさにこの通りで、いい仕事を提供していくことがKさんの生きがいであり誇りになっている。カードは正立なので、消耗する仕事のあり方を見直し、納得の仕事ができる規模とスタイルを目指す方向性はよいと言える。

(2)

経緯 現状

経緯は「恋人」が出た。Kさんはカードの言わんとすることがよくわかる。仕事で消耗することが多くなったころから、心の中で、「気持ちが擦り切れては、いい仕事ができないでしょ。この悪循環から早く出なければ。天職なのだから、昔のように、はつらつと喜びをもって仕事に打ち込める自分を取り戻そうよ。」と語りかける、もう一人の自分がいたのである。これは、自分が直観で受け止めた天からの働きかけだったかもしれないし、自分の魂の声だったかもしれない。その声にハッとしたKさんは、思い切って仕事のあり方を変えることにした。カードは正立で、その時の判断が適切だったことがわかる。

(3)

経緯 現状 展望

展望は「審判」。Kさんは、絵柄の中に、復活した自分の姿を見た。かつてのように、喜びと感謝を噛みしめて仕事をやって行けそうな感触をつかんだKさんは、胸のすく思いがした。悶々と苦しい思いをしてきたが、もう大丈夫。Kさんは自信を持って、新しい試みを進めていく心が決まった。

アドバイスカードも「審判」。天職につける幸いに改めて感謝しよう。事業規模を気にするより、仕事のクオリティを最優先していこう。その結果ならば、どんなことでも受け入れられる。Kさんは、晴れやかになった心で、決意した。

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