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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第379回 高齢の母とよく喧嘩になる。穏やかに接する秘訣は何か。

  Q

Aさんの母親は80代後半である。同じ世代の人に比べてすこぶる元気で、コロナ禍による外出自粛が言われるまでは、よくあちこちに出かけていた。近所への買い物だけでなく、友人と温泉旅行に行くなど、行動力があった。外出自粛が叫ばれるようになってからは、家に籠ることが多いが、家の中でも、自分ですることを見つけては楽しんでいる。娘のAさんにとって、高齢の母親が元気なのは嬉しいことだが、二人とも家にほとんどいるので、些細なことで喧嘩になることも多くなった。よかれと思って言っているうちに、つい力が入って、きつい口調になってしまう。血のつながった母と娘の口喧嘩なので、翌日には、けろりとしているが、母親の年齢を考えると、できるだけ穏やかに接したいと思う。どうしたらよいか、タロットに助言を求めることにした。

                                                                                                                                                                                                                           Y・Aさん 50代 東京

A

(1)現状
現状
①現状は、「正義」が正立で出た。Aさんは、まっすぐ前を見ている視線に注目し、これは、母に対して正しいことを言っている自分であると思った。正立カードが示すように、Aさんが母親に「~してはだめ!」などと厳しく言ってしまうのは、母親を気遣ってのことで、母親もAさんの気持ちは分かってくれているようだ。Aさんは、喧嘩しても険悪ではない母娘の関係がよくあらわれていると思いながら、もう少し和やかでいられるようにするなら、もっと幸せな二人になれるのだろうとも思った。まさに、Aさんが考えているテーマでもある。

(2)経緯
経緯 現状
②経緯の「斎宮」は、Aさんの母親である。コロナ自粛で出かけられない母は、絵柄のように一人で、家の中でパズルをしたり、絵を描いたりしていた。このカードも正立なので、自粛中の過ごし方としては、よかったといえる。

(3)展望
経緯 現状 展望
③展望は「節制」。Aさんは、節制の天使が手に持つ壺を見て、この姿は、アロマをする自分であると思った。エッセンシャルオイルを使って、母親にアロママッサージをしたり、心をほぐしてあげている様子が目に浮かぶ。きっと心身が癒されて、喜んでくれるに違いない。そうなれば、母親も自分も穏やかになれると思えた。

(4)
   (4) 経緯 現状 展望
④「斎宮」の注目カードは「神の家」。このカードに描かれる人物は、喜んではしゃいでいるように見える。かつてのAさんの母親は、絵柄の通り、出かけるのが大好きだった。心の中では、一刻も早く家から飛び出して、どこかに行きたいと願う気持ちがあるのだろう。

アドバイスカードも「斎宮」である。母親は、この先も、家の中で過ごすことが多いであろうから、積極的にアロマを活用していけば、和やかに過ごせそうだ。アロマの優しい香りに包まれ、アロママッサージで疲れがほぐれるようにしていくなら、お互いに気持ちも落ち着き癒されて、穏やかに接することができるのではないかと、Aさんは気づいた。どのアロマでどんなマッサージをしようかと思いめぐらすうちに、Aさんは楽しくなり、きっとうまくいくと思えた。

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