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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第421回 自宅でする仕事とプライベートの切り替えをうまくしたい。

Q

Fさんは、自宅でヒーリングサロンを開業して10年以上になる。好きなことを仕事にしてきたせいか、これまでは、仕事に向ける時間が長くても、全然気にならなかった、また、仕事がない時でも、心は半分仕事モードのままが多かったが、全く平気だった。しかし、年数を重ねるにつれて、仕事とプライベートの切り替えをした方がいいように感じるようになり試みるが、なかなかうまくいかない。どうしたらできるようになるか、タロットに助言を求めることにした。

                                                                                                                                                                                                                           A・Fさん 40代 東京

A

(1)現状
  現状
①現状に出たのは「節制」で、Fさんの仕事をよくあらわしている。Fさんは、この仕事が大好きなので、やはりこの仕事は自分に合っていると再確認する思いだった。また、2つの壺を水が行き交うように、他者を「癒す」ことが、自分を「癒す」ことにつながっていると、気づかされる場面が何度もあったことも、この仕事のおかげであると思った。このように、仕事の良い面を強く感じているせいか、仕事とプライベートの切り替えが上手にできない問題は、カードの正立が示すように、今の自分にはそれほど深刻ではないようだ。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯は「13」で、現状の「節制」と合わせると、ちょうどカップルカードになる。2枚があらわすのは、お客様とFさん自身かもしれない。もしそうなら、Fさんは苦しみや悩みを抱えるお客様にふさわしい対応をしてきたと言える。しかし、Fさんは「13」を見ているうちに、思い出すことがあった。以前から、自分の元にやってくるお客様には全力でサポートしたいという思いが強かったので、とにかく手取り足取りお世話してきたが、やがて、そのやり方に限界を感じるようになってしまったのである。壁にぶつかったことで、やりすぎは本当の手助けにならないことに思い至り、それまでの自分のやり方をがらりと変えたのだ。これまでのいきさつを振り返るうちに、Fさんは「13」は自分の姿であると思った。「13」も正立なので、やはりこれでよかったのだ。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「正義」が出た。Fさんは、真正面を見据えて天秤を持つ正義の女神が無表情なくらい冷静であることに注目した。目の前にあるものに、全神経を集中させて見ているようだ。ひょっとしたら、正義の女神の冷静さは、お客様の心に正面から焦点を合わせようとすることから生まれるものかもしれない。これができれば、お客様の心にしっかり向き合い、お客様の必要に応えることができる。Fさんには、そうすることで自分の中のバランスも取りやすくなり、仕事とプライベートの切り替えもしやすいと思った。

アドバイスカードも「13」で、Fさんは空色の背骨を見て、自分の軸をあらわしているように思った。自分の軸がしっかりしていれば、その時にすぐ対応すべきことと、後でもいいことや後にした方がいいことの判断がしやすくなるに違いない。お客様から要望があれば、どんなことでも即応しようとするのではなく、エッセンスを感じ取り、必要なことから行うことが、自分自身の切り替えになるのだと気づいて、心のもやもやが晴れた。Fさんは、自分の軸をしっかり持って仕事をすることがいかに大切か、タロットから貴重な指針を得た。

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