Q
Yさんは、プロのタロット・リーダーになるために研鑽を積んできた。そして、今は、徐々に実践的な修行をしていくことを計画中である。Yさんは交友関係が広いので、まずは手始めに、親しい友人相手にリーディングさせていただくのがよいのではと考えている。SNSなどは苦手なので、SNSなどを使用しての積極的な発信やリーディング希望者の募集は考えていない。Yさんは、自分の思うやり方で進めてよいものか、タロットに相談することにした。
R・Yさん 40代 東京
A
(1)現状
現状 |
|
①現状に出たのは「女帝」である。Yさんは、未来を見据えてあれこれ計画を練る自分の姿であると思った。カードは正立なので、タロットはYさんのアイデアを後押ししていることがわかる。Yさんは、幸先のよさを感じた。
(2)経緯
経緯 |
現状 |
|
|
②経緯は「13」で、鎌に注目したYさんは、思い当たることがあった。ここしばらく、どの友人がタロットに興味を持ってくれそうか、誰にリーディングの声掛けをするか、一人一人思い浮かべながら、候補者を選んでいたのである。カードは正立なので、Yさんは、数多くいる友人の中で、リーディングの声掛けにぴったりの人たちが選べたと思った。
(3)展望
③展望の「世界」も正立で、Yさんは、友人に囲まれた自分の晴れ姿を見る思いがした。周囲の友人と中央の自分の間には空色のリースがある。これまでの親しい友人同士の関係に、さらにタロットのリーディングという縁が加わることによって、新たな精神的な繫がりもできそうだ。Yさんは、絵柄から、友人の輪からリーディングを広げていくやり方に確信が持てた。とても楽しそうなので、きっとうまくいくだろう。Yさんは、今からその日が待ち遠しくなった。
アドバイスカードは「悪魔」。中央の悪魔と下の小悪魔たちが、一つのロープで緊密につながっているのを見て、Yさんは、やはり直に会って行う対面のリーディングの機会を大切にしていくのがいいと、改めて納得した。「迷いを決意に!」のリーディングで、タロットの魅力を分かち合っていこうと思った。
前回のケーススタディ
(第201回~最新号)
(第82回~第200回)