Q
Aさんは、長年パートをしながら、タロットリーダーを目指して勉強を続けてきた。今は、そのパートにひと区切りをつけ、タロットのリーディングの修行中である。そんなAさんのもとに、職場の同僚Kさんが、質問を持ってAさんのところにやってきた。Ｋさんは、現在60代で、ご主人と二人暮らし、独立した2人の娘さん、4人のお孫さんがいる。今もずっと週2日のパートを続けながら、娘家族のところに行ったりして、穏やかな日々を過ごしている。Ｋさんの願いは、これからも今のようにずっと元気に過ごしていくことである。そこで、タロットに、そのための助言を求めることにした。
Ｋ・Ｋさん 60代 東京
A
(1)現状
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①現状に出たのは「１３」である。Ｋさんは、大変そうな雰囲気の絵柄を見て、パートに行く自分のようだと思った。最近のＫさんは、パートに行く前日、暑さで寝苦しいこともあって、1時間くらい寝つけず、辛い思いをしているが、朝になれば、パートに遅刻しないよう身支度をして、自分の心を奮い立たせている。カードの正立が示すように、年齢や季節のしんどさを感じながら、前向きな気持ちで頑張っているところだ。
(2)経緯
| 経緯 |
現状 |
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②経緯は「愚者」Ｒで、Ｋさんは、ご主人の3年間にわたる中国への単身赴任の時を思い出した。それまで、自宅から職場に通っていた時には感じることのなかった寂しさを強く感じ、年2回ほど、ご主人に会いに行っていた。Ｋさんにとって、その時の体験は、逆向きカードが示すように、容易に消えず、旅から戻っても、何かの拍子にふっと思い出すことがあるほどだった。
(3)展望
③展望は「宙吊り」Ｒ。すでに今でも、寝つきが悪いことからパートに行くときには、自分を奮い立たせて頑張っているが、「〇〇しなければ！」と自分を追い詰めすぎると、ますます寝つけなくなり、パートにいくことにも束縛を感じるようになってしまうかもしれない。Ｋさんは、こうした苦しさは何とか避けたいと思った。
(4)
④「愚者」Ｒの注目カード「皇帝」Ｒは、中国に単身赴任していたご主人だ。ご主人も不慣れな生活で、ずいぶん寂しい思いをされたそうだ。Ｋさんが会いに行ったことで、慰められ、ご主人もまた妻のＫさんがかけがえのない存在であることを再認識できたという。Ｋさんは、見つめ合う愚者Ｒと皇帝Ｒを見て、心に響くものを感じた。
(5)
⑤「皇帝」Ｒの対策カードは「審判」が出た。「審判」からは、にぎやかで仲の良い家族の光景が浮かぶが、Ｋさんは、その中で、とりわけ手を合わせる人物に注目した。すぐに感謝の心が大切だと気づいた。Ｋさんは、ご主人が不在中に、時々娘夫婦のところに行って宿泊し、孫たちに元気づけられていたので、娘家族には感謝するばかりだが、手を合わせる人物は天（天使）を仰いでいることから、Ｋさんは、人生のさまざまな節目に、身近な家族だけでなく、天やご先祖の加護や応援・導きへの感謝も忘れてはいけないと思った。
(6)
⑥「愚者」Ｒの対策カードは「隠者」となった。隠者には人里離れたところでひっそりと暮らすイメージがあるが、Ｋさんは、自分の身に起きた孤独な経験が、自分の心を成長させてくれたことに気づいている。Ｋさんは、寂しさから得たいろいろな気づきを、人生の貴重な良き経験として活かしていきなさいと言われたように感じた。
(7)
⑦「宙吊り」Ｒの対策カードは「仕事師」なので、パートはずっと続けていくのがよいようだ。実際の業務も、フットワークの軽い「仕事師」のように、倉庫の中を歩き回る仕事なので、適度な運動になり、健康にも良い。Ｋさんは、寝つきが悪いことから、自分を追い詰め、悲観的に考えすぎていたかもしれないと反省。自分に合っている仕事だから長く勤務できていることを思い、「もっと肩の力を抜いて大丈夫！もっと朗らかに仕事のことを考えていこう」と自分に語りかけた。
(8)
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経緯 |
現状 |
展望 |
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(6) |
(8) |
(7) |
⑧「仕事師」の注目カードは「世界」。Ｋさんのパート先の会社である。仕事をすることで、いろいろな人と接する喜びがあり、協力して一緒にやり遂げる達成感を味わうこともできる。これも元気に過ごす秘訣であると思った。
アドバイスカードは「女帝」。未来を見つめる女帝は、人生に対していつも積極的である。人と会うこと、人と一緒に何かをすることが大好きな女帝を、Ｋさんは手本としていこうと思った。今でも、家族やパート仲間に恵まれ元気でいるが、改めて感謝の思いを持って、女帝のような振る舞い方をしていくなら、これからも健康に過ごしていけると、Ｋさんは確信できた。よい年の重ね方をしていこうと心に誓った。
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