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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第456回 帯状疱疹になった母のサポートをできる限りしていきたい。

Q

猛烈に暑かった今夏、母が自宅で倒れた。息子のH氏は、動転する気持ちを抑えてすぐ救急車を呼び、病院に同行した。救急病院で担当してくれた医師は若く、現場の経験が少なかったからか、対応に手間取り、帯状疱疹であると判明するまで、非常に時間を要した。入院はしなかったものの、母1人での通院はあまりにも心許ないので、今は、H氏が仕事の休みを取って、通院に付き添っている。しかし、会社の事情もあり、何度も休みを取るのは難しそうだ。父も高齢で、母の付き添いができる状況ではないので、今後のことは、H氏が率先して考えておく必要がある。近所には歩いていけるクリニックもあるので、母が1人でも行けるようになったら、今の遠い病院から変更をお願いした方がいいのだろうか。母が早く回復するのにどうサポートするのがいいか、まずは、タロットに相談することにした。

                                                                                                                                                                                                                               H・H氏 40代 東京

 

A

(1)現状
  現状
①現状には「仕事師」Rが出た。カードを見て、H氏は今の自分の姿がよくあらわれていると思った。母の通院の付き添いのため、会社に連絡を入れ、仕事を休みにしたり、調剤薬局に母の薬を受け取りに行ったり、母の代わりに家事をしたりして、とても忙しない。普段と勝手が違うので、とまどいも多く、その分余計にあたふたして、疲労困憊している。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯に出たのは「悪魔」Rで、H氏には、救急病院で先生の診断を受けた時の様子に見えた。対応してくださったのは若い先生で、救急病院の現場に慣れていないようだった。H氏は、かけがえのない母親の様態に気が動転していたこともあり、先生とのやり取りに釈然とせず、カードの逆向きが示すように、どこか頼りなさを感じてしまったのである。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「月」で、H氏は、口を開けて向き合う2匹の動物に目を留め、自分と母が、今後について話し合っている姿に見えた。通院先も含めて、どうしたいと思っているのか、母は息子のH氏に対して、H氏は母に対してどんな願いを持っているかなど、心を開いて本音で話し合うのがよさそうだ。母が倒れたのは、年齢や暑さだけが原因ではなく、いろいろな心労の蓄積が大きく影響していることがわかるだけに、母の心が安らぎ、熟睡できるような提案もいいかもしれない。H氏は自分の心身のリフレッシュにエッセンシャルオイルを愛用しているので、母にも勧めてみようと思った。

(4)
   経緯    現状    展望
 
    (4)
④「仕事師」Rの対策カードは「教皇」が出た。カードを見たH氏は、この威厳のある人物は、通院で、今、母がお世話になっている皮膚科の先生であると、ピンときた。この先生は、患者や付き添いの話に耳を傾け、気持ちを受け止めた上で助言をくださる。とても頼りになる先生なので、今後のことについても、まずこの先生に相談するのがよいと思えた。

(5)
   経緯    現状    展望
   
    (4)     (5)
⑤「教皇」の注目カードは「運命の輪」。H氏は、母の症状の回復加減を見て、付き添う自分の事情や思いを率直に先生に伝え、通院間隔や近所のクリニックへの変更の頃合いなどの指針をもらうことにした。

(6)
   経緯    現状    展望
     
    (6)     (4)     (5)
⑥「悪魔」Rの対策カードは「審判」となった。天使と天使を見上げる人の姿に着目したH氏は、尊敬でき心から任せられる医師を見つけることが大切だと言われているように感じた。確かに、患者本人や付き添いが不安や動揺を引きずったままで、相談しづらいのでは、患者の治癒にとってもよくないだろうから、信頼できる医師との出会いは大きい。

アドバイスカードは「宙吊り」。カードが示すように、母の病状はまだ安定していない。しばらくは現状維持で、事態を静観しよう。H氏はしばらくしてから、今診てもらっている先生に相談することにした。それまで、自分も平常心を取り戻し、自分の日常の安定に努めようと思った。

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