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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第462回 入社時にお世話になった大先輩を、真心でもてなしたい。

Q

I氏が新入社員だった頃、新人教育の担当だった大先輩は、仕事を引退後、東京を離れ、故郷の札幌に戻って悠々自適の生活をされている。大先輩は、入社当時不安だらけだったI氏にとって、仕事に必要なことを手取り足取り指導してくださった恩人である。社内で一定の評価と信頼を受けられるようになったのは、入社当時の大先輩の指導がよかったからではないかと思うほど、I氏は感謝の思いが強い。そんな気持ちがあるので、札幌出張の際には、挨拶がてら食事をご一緒したりして、親交を温めてきた。しばらくご無沙汰だったが、つい先日、その大先輩からI氏に電話が入った。大先輩の幼馴染のご主人が亡くなられたので、お線香を上げるため東京に行くとのことだった。その時に、久しぶりに会いましょうとも言ってくださった。お目にかかるのは数年ぶりなので、I氏は「ぜひ、喜んで」と返答しながら、早速、お連れする場所を思いめぐらしてみた。「食事をするなら銀座がいいな、スカイツリーに案内したり、合羽橋商店街で買い物するのも喜んでいただけそうだ、・・・」次々にアイデアは出て来るが、時間に限りはあるので、おもてなしにふさわしいプランを練るべく、タロットに助言を求めることにした。

                                                                                                                                                                                                                                M・I氏 40代 東京

 

A

(1)現状
  現状
①現状に出たのは「審判」である。I氏は、ラッパで何かを知らせる天使と手を合わせて見上げる右側の人物に目を留め、久しぶりに大先輩から連絡を受け、とても喜んでいる自分の姿であると思った。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯の「皇帝」Rを見たI氏は、社内事情から担当分野が増えたため、ずっと業務に追われ、大先輩にお会いしたくてもなかなか叶わなかった自分をあらわしているように思った。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望に出たのは「悪魔」で、I氏は小悪魔たちが憧れを持ってうっとり見上げる姿に着目した。小悪魔たちは、大先輩と大先輩の幼馴染である。東京には、高層の建物がたくさんあるが、その中でもひときわ目立つのは、スカイツリーだ。これから年末に向けて華やかになるライトアップも楽しめそうである。I氏は、ふと、以前、大先輩が「行ってみたいわね。」と言われていたことを思い出した。札幌に住む大先輩と東京でご一緒できるのは滅多にないことなので、冬のイルミネーションやスカイツリーのライトアップなど、幻想的な美しさを楽しんでいただくのは妙案に思えた。

(4)
   経緯    現状    展望
 
    (4)
④「皇帝」Rの対策カードは「正義」で、大きな剣を持って、正面をしっかり見つめる正義の女神に、「あなたの仕事の大恩人なのだから、もてなしの機会はとれも大切です。手筈を整えて、自分にできる限りのことをして差し上げてはどうですか。」と言われたように感じた。I氏は、その通りだと思った。多忙すぎて、大先輩にお会いしたくても、なかなか叶わなかったのに、この度、かけがえのない機会を与えられたのだ。時節柄、人気の名所やレストランは混雑するであろうから、しっかり準備していく必要がある。

アドバイスカードは「星」。I氏は、二つの壺ときらきら輝く星を見て、二つのプランを提案する決意がついた。1つは、ライトアップしたスカイツリーを浅草から見上げる案、もう1つは幻想的なイルミネーションで輝く夜の銀座で食事をする案である。大先輩も大先輩の幼馴染の方も、きっと喜んでくださると思えた。これで心の中がすっきりまとまり、迷いなく準備に取り掛かれる。

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