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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。

第463回 愛犬が留守番できる時間をもう少し長くしたい。秘訣は?

Q

Sさんは、マンションで母と暮らしながら、犬を飼っている。犬のいない生活は考えられないほどの犬好きで、ペットというより家族の一員としてかわいがっている感がある。今、飼っている犬はSさん宅に来て2年。かわいい盛りである。Sさんは、平日はフルタイムの仕事をしているので、母が家にいる時は、愛犬の見守りを母に頼み、自分の時間の許す限り、愛犬の世話をするようにしている。今は、3時間くらいなら愛犬も留守番ができるようになった。でも、二人とも外出時間が長くなってしまう時は、Sさんが専門の業者に預けに行っている。そんな時は、迎えの時間が近づくと、つい気が急いてしまう。もう少し長く、できれば5時間くらい留守番ができるようになってくれたら、すべてがうまくいくのにと思う。そのために何かできることはあるか、タロットに相談することにした。

                                                                                                                                                                                                                           A・Sさん 30代 東京

A

(1)現状
  現状
①現状に出たのは「恋人」である。Sさんは何かを相談する3人の人物に注目した。3人は、Sさん・母・愛犬を預かってもらう業者のように見える。実際、Sさんと母は、どちらかが在宅の時は、お互いに愛犬の世話を確認し合い、二人とも長時間留守にするときは、Sさんが業者に「〇〇時まで預かってください!」と頼んでいる。今のところ、このやり方で何とか回っているので、Sさんはカード通りだと思った。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯は「皇帝」の逆向きで、Sさんは、飼い主の自分のことだとピンときた。思い当たることがいくつもあった。Sさんの家に来た愛犬はまだ2歳、すべてが愛くるしいので、飼い主としての自分はもうめろめろである。そんな中でしつけをしたり世話をしたりしているのだから、きっと自分のやり方は独断で、相当甘やかしているに違いない。Sさんは、愛犬の留守番時間のことも、こうした自分の心の在り方に問題があるのかもしれないと思った。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「宙吊り」が出た。Sさんは、手を後ろにして逆さになって考え事をしている人物に注目した。Sさんは、「かわいい」、「かわいそうかもしれない」という気持ちのままに手を出して世話をするやり方を見直している自分の姿に見えてきた。この人物のように、自分のやり方を見直すことで心に余裕ができれば、愛犬との関わり方もうまくなり、落ち着くことで、愛犬も今より長く留守番できるようになれそうだ。

(4)
   経緯    現状    展望
 
      (4)
④「皇帝」Rの対策カードは、若く柔軟性のある「仕事師」で、「皇帝」の人物像とは対照的である。脚を両側に向け、テーブルに並べた道具をあれこれ試している姿は、自分のやり方にこだわらないで、いろいろ試す柔軟性を持ちなさいと、Sさんに語り掛けているようだ。心を柔軟にして工夫すれば、良い方法が見つかるに違いない。

(5)
経緯 現状 展望
   
     (5)     (4)
⑤「仕事師」の注目カードは「正義」が出た。Sさんは、天秤に目を留め、何事もバランスが大切なのだと思った。かわいい生き物を飼う時は、ついつい飼い主の感情が先走ってしまうが、かわいいからこそ飼い主は心のバランスを保つこと、飼い主と愛犬とのバランスの取れた関係を作るようにすれば、何をするにも安定感を持ってできると思えた。

アドバイスカードは「愚者」。愛犬はSさんになついており、Sさんがすることを理解し、後押ししてくることが、絵柄から見てとれる。Sさん次第で、愛犬の留守番時間は延ばせそうだ。愛犬とのラポールの築き方を見直し、前向きな気持ちで取り組むことにした。

前回のケーススタディ

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