Q.世界中が激動に揺れた昨年、2008年は、Kさんにとっても厳しい一年であった。新年を迎え、今年は夢のある楽しい年にしたいと思っているうちに、ふと閃いたことがある。Kさんはある業界で販売の仕事をしているが、毎年コンテストが開かれ、そのコンテストで優秀な成績を収めると、優秀賞として夫婦二人分の海外旅行がプレゼントされることになっている。 がんばって成果を収め、夫へのサプライズ・ギフトにできたら、楽しいだろうなあ。そうだ、今年は優秀賞獲得を目標にしよう!と思い立ったのだ。今まで賞をとるなんて考えたことがなかった。でも、思い立ったら俄然やる気になってきた。タロットはこのアイデアをどう見るだろうか。(K・Sさん 40代 東京)
A.
(1) 現状
現状 |
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現状には、体制の中にしっかり根付いた制度をあらわす「教皇」が正立。制度の一環として組み込まれたコンテストに積極的に参加しようと思い立ったのは、いい思いつきのようだ。
(2) 経緯
経緯 |
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経緯は「宙吊り」。これまでは、まるで傍観者だった。コンテストがあることは以前から知っていたが、自分には関係のない世界のように思ってきたのだ。自分なりに楽しい世界にどっぷり浸かっていたので、コンテストには興味がなかったとも言える。ともあれ、正立なので、これでよかったのだろ
(3)展望
展望は「斎宮」R。真面目でコツコツ堅実に仕事をする女性が逆向きである。Kさんの仕事ぶりは「斎宮」的である。誠実で実績も安定しているが、時に相手に気配りしすぎて遠慮してしまうのだ。Kさんの美点ではあるが、行き過ぎると欠点となってしまう。
特に、優秀賞を獲得するには、この点を解決する必要がある。「斎宮」は本を開いていることから、賞を獲得せんがために、販売成果をあらわす数字に囚われてしまうとうまくいかなくなる点も注意点だ。
(4)