Q
Kさんは、自分のサロンを持ち、そこで、ヒーリングやカウンセリングの仕事を行ってきた。40代から、心に悩みを抱える人の相談に乗ったり、時にはアロマトリートメントを施したりしてきたが、最近では、こうした仕事の醍醐味を感じることも増え、苦労もあったけれど続けてきてよかったと思っている。仕事には勉強や技量のブラッシュアップが欠かせず、今もどれだけ時間があっても足りないくらいの忙しい毎日を送っている。自分で運営しているサロンなので、何歳まで、どの程度仕事をするかは、自分で決めることができる。仕事仲間には、引退した人も、切り上げ時を考え始めた人もいるが、Kさん自身は、もう少し現役で、自分なりの道を全うしたいと願っている。これでよいか、タロットにも助言を仰ぐことにした。
A・Kさん 60代 東京
A
(1)現状
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①現状には、「皇帝」が出た。Kさんは、この人物は自分をあらわしていると思った。地道でも、実質の伴った丁寧な仕事をすることを何よりも大切にしてきたKさんは、「皇帝」が正立で出たのを見て、嬉しさがこみ上げた。それから、しばらく絵柄を見るうちに、ひょっとしたら、「皇帝」は自分というより、自分を手取り足取り導き、今も温かく見守ってくださってきた師匠を示唆しているのかもしれないと思えてきた。Kさんは、日頃、よき指導者との出会いがあったからこそ、今の自分がある、出会いがなかったら自分はどうなっていたか?と振り返ることが多いので、師匠に見えてくるのは自然なことだった。そして、Kさんは、師匠が、「それでよい。その取り組みをそのまま続けていきなさい。」と、仕事ぶりを認めてくれたように感じた。いずれにしても、Kさんは、仕事を続けることに、お墨付きをもらったような喜びを感じた。
(2)経緯
| 経緯 |
現状 |
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②経緯は「恋人」で、このカードは、Kさんが行ってきたヒーリングやカウンセリングをあらわしているようだ。中央の人物がクライアントさん、両側の人物は、必要に応じてヒーリングとカウンセリングを使いこなしてきたKさんと見ることができる。Kさんは、ある時は右側の人物のように、クライアントさんにアロマを使ったトリートメントを施し、ある時は左側の人物のように、クライアントさんから悩みを聞き、相談に乗ったり、励ましたりしてきた。「恋人」も正立なので、Kさんは自分の仕事に、誠を尽くしてきたと言えるだろう。
(3)展望
③展望に出たのは「運命の輪」である。Kさんは、回り続ける輪の上にいるスフィンクスと目が合った。そして、スフィンクスから、「このまま続けていきなさい。時代はあなたのような働きを必要としていますよ。」とのメッセージを受け取った。正立カードが後押ししてくれているようで、Kさんの心から、懸念も躊躇も一気に吹き飛んだ。機会が与えられていることに感謝して、元気にできる間は、やっていこうと思った。
アドバイスカードは「審判」。空色の人物が、天使の呼びかけに呼応するかのように、下から姿をあらわしている様子は、まるで、一つのことをやり遂げて、次の段階に進もうとしているかのように見える。その時の到来は、きっと自分の心で感じ取ることができるに違いない。それまで、自分の天職ともいえる今の仕事に専念することにした。Kさんは、タロットを展開してよかったと思った。おかげで、決意が固まった。
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