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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。



第489回 中学時代の恩師に、今一度、感謝の思いを伝えたいが。

Q

Kさんには、かけがえのない恩師がいる。Kさんが、中学2年生の時、赴任されたT先生で、当時は、授業や部活動で指導を受けただけであったが、中学卒業後もずっと先生との交流は続き、姉のように慕いながらも、岐路に立った時には真っ先に相談する、人生の師匠のような存在であった。社会人になってからは、Kさんが地元を離れたため、お目にかかることがなかったが、先生は、Kさんの弟のクラスの担任でもあったので、弟のクラスの同窓会をきっかけに、弟を介してKさんは先生と再会の機会を得た。しかし、その後、仕事に没頭するうちに、あっという間に時間が経ってしまった。還暦を過ぎた今、Kさんは、自分の人生を振り返って、学校時代、何人もの素晴らしい先生に巡り合うことができ、ありがたいと感じている。中でも、最も多感な時期にT先生に出合ったことは、人生の宝物だと思えてならない。今、先生がどうされているか全くわからないが、やはり、改めて先生に感謝の気持ちを伝えようか、いや、伝えるべきではないかと思っている。これまでも伝えたほうがいいと思うことはあったが、結局、何もできないで今日に至っている。いつまでもぐずぐずするのはよくない。そこでタロットに相談することにした。

                                                                                                                                                                                                                               S・Kさん 60代 東京

 

A

(1)現状
  現状
①現状は「神の家」Rが出た。Kさんは、長い時間をかけて築き上げてきた建物が逆向きになっているのを見て、何か不足しているものがあると思った。すぐにそれは、Kさんが気にかけていたこと、つまり恩師に今一度、何らかの形で感謝の思いを伝えた方がいいのではと思いながら、できていないことを指しているのだと気づいた。最後の仕上げができていないから、やり残しがあるように感じている自分の心が、如実にあらわれている。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯は「皇帝」R。Kさんは、恩師のことを気にかけながら、何の実行もできなかった自分があらわれていると思った。先生に会いに行くとしたら、どうしても一日必要だ、直接電話するという手もあるが、時間が経ちすぎているので、いきなり電話するのは唐突過ぎて失礼ではないか、手紙を書くにも、何を書くかまとめるのに相当な時間が必要で、細切れの時間ではまとまらないなど、仕事の合間にあれこれ考えはしたが、結局、心が定まらず、何もできなかったのである。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「斎宮」で、Kさんは斎宮が手に持つ分厚い本に目を留めた。Kさんには、先生がKさんの手紙を読みながら、昔を懐かしんでくださっているように見えた。先生は、定年まで中学校の教員をされたので、大勢の生徒の思い出をお持ちだろうが、それでも、Kさんのことはよく覚えていらっしゃると思えた。Kさんは、何年も密度の濃い交流をし、何かあればいつも真っ先に先生に相談し、実の姉のように慕っていたから。Kさんは、絵柄を見て、やはり手紙が一番ふさわしいと思った。

(4)
   経緯    現状    展望
 
     (4)
④「神の家」Rの対策カードは「恋人」で、人々が親しく交流している。「神の家」Rでもうすうす気づいていたが、Kさんは、心のどこかで気になっていたやり残しは、やはりこれなのだ。今の自分にできる方法で、とにかく先生と親睦を図ることだ。きっと先生も喜んでくださるのではないだろうか。「神の家」Rと「恋人」は、いずれも上方(天)からの働きかけ(「神の家」:天から建物に注がれるエネルギーと「恋人」:キューピッドの弓矢)で親縁しているので、空白期間が長くても、天からのシグナルは大切だ。今年は必ず実行しようと心が固まった。

(5)
   経緯    現状    展望
   
     (5)      (4)
⑤「皇帝」Rの対策カードは「太陽」が出た。Kさんがすぐに思い浮かべたのは、弟である。弟のクラスが地元で同窓会を開いた際、先生は招待を受けているので、弟に聞けば、何か新しいことを知っているかもしれない。とにかく弟に聞いてみるのがよさそうだ。

アドバイスカードは「愚者」である。Kさんは、カードを展開して、気持ちが晴れ晴れとした。確か5月が先生のお誕生日だったと記憶している。まずどんな内容にするのがいいか思い巡らしてみよう。思い出がありすぎるので、溢れてしまわないように、じっくり取り組もうと思った。今年は前進あるのみだ。

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