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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。



第490回 自宅の内装の経年劣化が気になる。修復の指針が欲しい。

Q

Nさんは、今のマンションに住み始めて29年になる。入居に先立って、業者さんに内装の要望を取り入れてもらったおかげで、気に入った生活空間で暮らすことができたが、時間の経過とともに、少しずつ劣化や傷みが見られるようになった。居住年数を考えれば、壁紙やフローリングなど、室内に差し込む日差しや湿度、家具の配置や使い方の影響が出てきたのは、ある程度は仕方がないことだと思っている。最初に、この問題の対策を考え始めた時は、同じメーカーの同じ素材・柄のものを使って修復するのがいいと思っていたが、輸入物を使用していたため、製品コストの上昇や円安で、価格がどんどん高騰してしまった。また、大工さんなどに支払う作業代金も相当高くなっていると予想がつく。そんなことを考えているうちに、進まなくなってしまった。しかし、劣化は徐々に進んで行くので、近い将来、必ず問題になることはわかっている。どう取り組んでいくのがよいか、タロットに助言を仰ぐことにした。

                                                                                                                                                                                                                               T・Nさん 60代 東京

 

A

(1)現状
  現状
①現状には「隠者」が逆向きで出た。住まいのメンテナンスにこだわるNさんだ。Nさんは、気に入ったものを長く愛用することを好む性格なので、内装の劣化に対しても、できれば同じ製品かよく似た製品で修復するのがいいと考えているのだが、価格高騰や円安で予算がどんどん膨らんでしまうことに、ためらいを感じている。Nさんは、逆向きのカードを見て、心の中に、「頻繁にすることではないから、目先の事だけで安易に他のものを考えるのはどうなの?」、「いくら気に入っているからといって、自分はこだわりすぎているのだろうか?」と、矛盾するような思いを抱える自分がよくあらわれていると思った。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯は「審判」である。同じ製品をもう一度使いたい(同じ製品で復活させたい)と思って、ネットでいろいろ調べてきたNさんだ。その時は、そのメーカーの製品を扱っている輸入業者を調べたり、内装業者の取り扱い状況を調べたりしていた。カードは正立なので、こうした検索は、無駄ではなかったようだ。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「正義」で、Nさんは釣り合った天秤に目を留めた。天秤を見ているうちに、天秤が示唆するバランスは、予算と経費のバランスだけでなく、部屋全体のバランス、手を加えて新しくする部分と手を加えない以前のままの部分とのバランスも含まれているように思えてきた。正義の女神が、2つの目に加え、第3の目でも現実を直視しているように、表面的なことだけにとらわれないバランス感覚を持って取り組んでいくことが大切なのだろう。住まいの内装は、途中での変更や、やり直しはいつでも簡単にできることではないので、熟慮して決めるのがいいと思った。

(4)
   経緯    現状    展望
 
     (4)
④「隠者」Rの対策カードに出たのは「恋人」である。経緯の「審判」と絵柄がよく似ているが、「恋人」カードでは、人間同士が直接交流している。これまでは、ネットでいろいろな情報を集めながら、自分なりにアイデアを練ってきたが、絵柄は、工務店の方や実店舗の社員さんなどに対面で相談したほうが、現実的な対策になると示唆している。幸い、長年住まいのトラブルが起きるといつも相談に乗ってもらってきた工務店があるので、まずは、その店の方に状況を話し、助言してもらうのが、一番よさそうだ。

アドバイスカードは「悪魔」。悪魔と小悪魔が、ゆったりと満足げにつながっている。Nさんは、住まいには、快適さやくつろぎの保持が大切だと、改めて感じた。これまで、気に入った内装の中で暮らしてきたので、居住空間全体の雰囲気を守りながら劣化部分の修復を考えていこうと、心が決まった。Nさんにとっては、終の住処である。年齢とともに家にいる時間が多くなっていくことを思うと、タロットの助言はもっともだと大いに納得した。

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