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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。



第493回 顧客の代議士に要職就任のお祝いを届けることになった。

Q

I氏は、婦人服を扱う会社に勤務している。普段は子会社に所属しているが、必要に応じて本社の指示で動くこともある。会社は、注文服と既製服の両方を扱い、顧客には、議員や役人、経営者など、責任ある立場で活躍する方が大勢いらっしゃるという。とりわけ、注文服のお客様は、一度気に入ると、その後、何度も注文してくださることが多いので、顔なじみのお客様が多く、かの代議士も、その一人である。そこで、昨秋、代議士が要職に就任された時、本社の社長は、すぐにI氏にお祝いを事務所にお届けするよう指示を出した。I氏は、早速、スーツの仕立てを手配し、専務と一緒にお届けした。代議士はとても気に入ってくださったようだ。そこで本社の社長は、I氏にさらにもう1着お届けするよう指示を出した。子会社にいるI氏は、一度目は光栄に思ったが、二度目は子会社内の同僚や直属の上司である女社長の視線も気になり、どのように対応すればいいのか、とまどっている。そこで、タロットに助言を求めることにした。

                                                                                                                                                                                                                                 H・I氏 40代 埼玉

 

A

(1)現状
  現状
①現状には「斎宮」が出た。I氏は、本社の社長から二度目の命を受けた自分であると思った。ひっそりとベールの奥に控える姿から、「わかりました」と答えたものの、心はとまどいもあってか受動的、消極的であることがわかる。I氏は子会社に所属しているので、立場を考えると、本社社長から直接声がかかり、取り立ててもらうことの嬉しさがある反面、短期間に二度もあると、子会社内でどう思われるかが気になってしまうのである。絵柄には、I氏の心情がよくあらわれている。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯は「宙吊り」である。I氏は、一度目に本社の社長から指示があった時の状況をあらわしているように思った。名誉なことなのに、浮かれることもはしゃぐこともなく、淡々と指示通りのことをする自分、代議士の事務所にお祝いをお届けする時も、仕事の一部として会社の代表(むしろ代理)としてお届けする役割をクールに果たす自分に見えた。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望に出たのは「13」Rである。I氏は、鎌が「斎宮」(I氏自身を示唆)に向いていることに着目し、直々の上司である女社長の気持ちをあらわしているように思った。というのも、この度の代議士へのお祝いの件に、女社長は関わっていないからである。すべて本社からの指示で行ったことであるが、女社長への説明が不十分なまま、慌ただしく事が進められているために、不本意な気持ちでいるであろうことが、I氏には容易に想像できた。長年、女社長の元で部下として仕えてきたので、心の内が感じられるのである。

(4)
   経緯    現状    展望
 
     (4)
④「13」Rの対策カードは「審判」である。I氏は空色の人物に目を留めた。カードの絵柄は、何かおめでたいことがあって、喜び合っている2人に3人目(空色の人物)が加わる場面に見える。I氏は、絵柄を見て、2人は本社の社長と専務、そこに加わるべき3人目はI氏の直接の上司である女社長だと気づいた。考えて見れば、I氏にとって一番の恩人は女社長で、この度、2度続けて本社の社長から取り立ててもらえたのは、女社長の教育のおかげが大きい。I氏は、その感謝の気持ちと事の経緯を伝えようと思った。そうすることで、女社長と一連の経緯や喜びを共有できれば、子会社内で変に気兼ねすることがなくなり、二度目の名誉な取り立てへのとまどいも消えると思えた。

アドバイスカードは「教皇」で、I氏は、下にいる2人に目が行った。お祝いの洋服を届ける会社の専務と自分である。絵柄は、2人が代議士の秘書の方とお会いする場面をあらわしているようだ。I氏は、この度の名誉を、自分の手柄などと考えてはいけないとしみじみ思った。入社以来、多くを教えられ、目をかけてもらって、一人前になれたのだから、感謝の気持ちで期待に応え、お届けしようと決意した。

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