Q
定年後、週3回契約社員として働いていたO氏は、61歳になった段階で会社から、業務委託に雇用形態の変更を宣告された。週3回だけの勤務であることが、役員に問題視されたらしい。業務委託になると、社会保険や住宅手当、交通費が出ない等、以前と金銭面の状況が変わり、厳しくなる。65歳まで働くつもりのO氏は、業務委託で働きながら、自分の会社を設立するのもよいのではないかと閃いた。自分の会社であれば、経費として計上できるものが多々あり、金銭管理がしやすくなる。また、好きで探求してきたことを続けていくにも役立ちそうだ。ただ、会社設立には、登記費用がかかり、月々の経費や税金の支払いなども生じて来る。そこで、自分の会社を作ることの是非を、タロットに相談することにした。
M・O氏 60代 東京
A
(1)現状
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①現状に出たのは「神の家」Rである。絵柄を見るなり、O氏は、自分が、今勤めている会社の社屋に似ていると思った。建物の外でひっくり返っている人に目を留めて、業務委託になると、契約社員の時とは勝手が大きく違ってくると感じた。支給されていたものがなくなるだけでなく、社内での立ち位置の変化にも、とまどうことが多くなることを示唆しているのかもしれない。
(2)経緯
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現状 |
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②経緯は「愚者」で、絵柄を見て、O氏はピンとくることがあった。自分と同じような立場の人はどうしているのか気になり、関連書を読んだところ、自分のやりたいことを経費節減しながら実現するために、会社を設立する人が増えているとあったのだ。O氏は、気が楽になり、自分もやってみようかという気になったのである。確定申告も自分でしているので、経理は苦にならないし、サラリーマン人生とは違った経験ができることにも気持ちが膨らんだ。
(3)展望
③展望に出たのは「戦車」Rで、勢いよく走る馬車がひっくり返っている。O氏は、逆向きで出たカードを見て、会社を設立するのはスムーズにできても、その後、自分なりのビジョンを持ってやっていけるかと考えると、そこまでの信念を固めていないことに気づいた。ひょっとしたら設立した会社を、早々と閉めることもあるかもしれない。そんな思いも脳裏をかすめ、もう少し自分なりに会社設立後のさまざまな可能性について考えておく必要があるように思った。
(4)
④「神の家」Rの対策カードは「世界」となった。O氏は、カードの中央にいる人物を見て、自分の会社を作って、社会の中でしっかり自分の立ち位置を持つことは、人脈を広げたり社会との接点を作り出したりしてくれ、自分の力を最大限に発揮する機会になると思えてきた。
(5)
⑤「世界」の注目カードは「隠者」。O氏は、仕事の傍ら、長年、武術や気功・太極拳を探求してきており、今の会社に週3回勤務としたのは、これらをもっと窮めたいとの思いからであった。探求を続けていくことは素晴らしいことであるが、そのためにも、研究や研修に打ち込める環境を整えることや、その成果をどう教え伝えていくかも大切なこととして、考える必要があることに気づいた。
(6)
⑥「隠者」の注目カードは「女帝」が出た。「女帝」は未来を見つめ、「隠者」と目を合わせているので、自分の探求してきた分野を、誰にどういう形で示していくかアイデアを練りなさいと言っているようだ。
(7)
⑦「戦車」Rの注目カードは「星」で、勢いよく自分のゴールに向かって突き進む「戦車」Rの絵柄と対照的である。「星」の人物は見るからに鷹揚で、ひざまずいて人々に献身的に尽くす姿で描かれている。こうしたあり方は、まさにO氏が願ってきたことで、自分の会社を、自分の理想を実現する場と捉えるなら、やっていけそうだと思った。無理をする必要は全くないので、会社の規模も年数も、自分の力量の範囲内で行なって行けばよいのだ。自分の会社なのだから、無理が生じたら、会社を閉じるのも売るのも自由、何の障害もない。そう思い至ると、心が軽くなり、今後に希望が持てるようになった。
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経緯 |
現状 |
展望 |
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⑧「戦車」Rの対策カードは「斎宮」が出た。O氏は、自分も斎宮のように、会社設立についてもっと詳細を調べ、準備を進めていくことにした。きっと準備するうちに、心も整理がつき、会社で何をするかも見えてくるに違いない。
アドバイスカードは「仕事師」である。新しいことを手掛けるのに試行錯誤はつきものだ。自分に無理のない規模の会社であれば、何かあってもすぐ対応できるだろう。あれこれ考えすぎないで、とにかく自分の会社を設立しようと心が定まった。
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