本文へスキップ

イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。



第495回 義父の体調不良に、できる限り誠意を尽くしていきたいが。

Q

Sさんは、夫と義父と3人で暮らしている。時短で仕事をしながら、家事の切り盛りをしてきたが、高齢になった義父は、最近、衰えが目立つようになった。寒い冬や気温温変化が大きい時、季節の変わり目などに、体調を崩すようになってきたのである。その結果、Sさんは、義父の世話や病院への付き添いなどが増え、夜遅くにならないと自分の時間が取れなかったり、深夜まで忙しかったりということも多くなった。ふと、先々のことを考えると、「大丈夫だろうか、しっかりお世話していけるだろうか」と不安を感じることもある。すると、だんだん心に余裕がなくなり、自分を追い詰めてしまって苦しくなる。この悪循環から抜け出すにはどうすればよいか、タロットに相談することにした。

                                                                                                                                                                                                                                K・Sさん 50代 東京

A

(1)現状
  現状
①現状に出たのは「力」Rである。Sさんは、カードを見るなり、ライオンを手なずけきれていない少女の姿は、まさに今の自分であると思った。義父のことで忙しく、かろうじて自分の役割は果たしているが、心の中は四苦八苦している。Sさんは、きちんと果たさなければという気持ちが強いので、余計に大変さを感じてしまっているのかもしれない。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯は「悪魔」が出た。中央の悪魔はSさんで、絵柄からSさんが家庭内をうまく納めてきた様子があらわれている。夫や義父との関係は良好で、Sさんがする諸々の世話や家事も行き届き、安定していたことがわかる。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「神の家」である。建物は、Sさんたちが住んでいるマンションに見える。Sさんは、建物から身を乗り出す人物や、建物の前で逆立ちをする人物に目を留めて、暖かい春は、外に出て、自然の息吹に触れたり、体を動かしてリフレッシュしたりするのにぴったりの季節だと思った。木々は新録に包まれ、草花も色とりどりの花を咲かせ、生命力にあふれている。自然の生命力を全身に浴びれば、心も元気になり、どんなことにも前向きに取り組んでいこうと思えるようになるに違いない。

(4)
   経緯    現状    展望
 
     (4)
④「力」Rの対策カードには、「仕事師」が出た。Sさんは、この人物の視線が目の前のテーブルに向いていないことに気づいた。よく見ると、足も両側に向けている。「力」Rの、何とか手なずけようと悪戦苦闘する必死さとは対照的で、軽やかにこなしているように見える。Sさんは、目の前で起こることに対応することに精一杯で、自分は力み過ぎていたかもしれないと思った。「力」Rと「仕事師」は、レム二スケートで親縁しているので、無理なく継続していける対応が大切だとわかる。Sさんは、自分の力の使い方には、工夫と柔軟性が必要であることに思い至った。そうすれば、今の苦しさを大いに改善できるだろう。

(5)
   経緯    現状    展望
   
     (5)      (4)
⑤「仕事師」の注目カードは「戦車」である。Sさんは、馬車で颯爽と駆け抜ける姿を見て、ジョギングなども気持ちの切り替えに良いと思った。かつてはスポーツジムに通ったり、積極的に運動したりしていたが、最近は余裕がなく、寝る前のストレッチくらいになっていた。幸い近所は緑豊かで、幅広い年齢層の人々が自分のペースでランニングやウォーキングをしている人をよく見かける。ならば、自分も取り入れやすそうだ。

(6)
   経緯    現状    展望
   
     (6)       (5)      (4)
⑥「戦車」の注目カードは「愚者」で、このカードの人物は、のんびりと自然の中を散策している。この人物のように、春の陽気を吸い込みながら近所を散策するのもよいだろう。心が充電でき、何事にも大らかに向き合えそうだ。義父に何かあっても、今よりずっと落ち着いて対応できるようになるに違いない。

アドバイスカードは「審判」である。家族に問題が起きると、心は動転し、不安の中で対応しようとするので、実際の何倍も心が消耗して、疲弊してしまう自分がいる。不安が自分を追い詰め、がんじがらめにしていたと、今ならわかる。心が晴れやかになれば、不安はなくなるのだから、まず元気な心を取り戻し、自分の態勢を立て直していこうと思った。そうすれば、義父の世話も、自分なりの誠意が尽くせると確信が持てた。

前回のケーススタディ

(第201回~最新号)

(第82回~第200回)