Q
I氏の父は、昨年の秋に、転んで大腿骨を骨折してから、杖が必要になった。そこで、父の状態に合わせて、家をリフォームし、家での生活は何とかできるようになったが、外出は容易でなくなった。骨折前に通っていた内科の病院は、家から少し遠いこともあって、杖をついている今の父には通えそうもない。しかし、内科の受診は父にはどうしても必要なので、どこか他の病院を探さなければならない。調べてみると候補はいくつも出て来るが、判断に迷ってしまう。そこで、タロットに助言を仰ぐことにした。
H・I氏 50代 埼玉
A
(1)現状
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①現状には「愚者」Rが出た。杖をついて歩くこの人物は、まさに父である。カードの逆向きが示すように、父は使い始めた杖の扱いに苦労している。すぐ疲れてしまったり、危なっかしく感じたりすることもあるらしい。これでは、以前と同じ病院まで通うのは無理だと思っている父の心情が伝わってくる。
(2)経緯
| 経緯 |
現状 |
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②経緯は「恋人」である。I氏は、カードに描かれている3人を見て、両親と自分であるとすぐにわかった。骨折した父が退院してから、父の通院(整形外科)には母とI氏が付き添って行ったからである。I氏は、その時のことを振り返りながら、ふとその病院の内科で診てもらったこともあったのを思い出し、何かとお世話になっている病院であることに、今更ながら感じるものがあった。
(3)展望
③展望に出たのは「太陽」で、I氏は、絵柄の中に、新しく通うであろう病院の先生に、父が受け入れられている姿を見た。父も安心して、先生に診察をお願いしようとしているようだ。母もI氏も、父にはできるだけ安らかな日々を過ごしてほしいと願っているので、展望に「太陽」が出て、I氏は嬉しく思った。
(4)
④「愚者」Rの対策カードは「月」である。I氏は、向き合う犬に注目し、これは母と自分が、現状を把握し合い、父の具合や今後の事について話し合う姿をあらわしていると思った。I氏はずっと仕事が忙しく、これまで家でじっくり話し合うことも少なかった。この度の一連の出来事についても、母から聞いて初めて知ることも多々あり、I氏は対話不足を痛感していたので、対策カードが言わんとすることは心に沁みた。父の気持ちや状態は、いつもそばにいる母が一番よく知っている。だから、父の病院(内科)の件も、自分の調べた情報をもとに、まず母とよく話し合ってみることにした。
アドバイスカードは「女帝」である。I氏は、ピンときた。父が骨折してずっとお世話になっている病院で、内科を受診した時の担当は女性の医師がすぐに浮かび、「女帝」はこの先生をあらわしていると思ったのである。骨折以前に通っていた内科の先生は男性で、実は父とは相性が悪く、気持ちを抑えて通っていたと母から聞かされたことがある。現在通院している病院は、骨折で入院中も非常に良くしてもらい、整形外科の先生と信頼関係ができている。一度診てもらった内科のこの女性の先生の対応も丁寧で、父は喜んでいた。予約制なので、その先生の担当日を確認し、早めに予約すればよい。I氏は心がすっきりした。母に、このことを話そうと思った。母もその場にいたので、きっと賛同してくれるだろう。
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