本文へスキップ

イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代密儀の伝統を学ぶ魂の学校です。



第501回 次兄は仕事のことで疲れているのではないかと気になる。

Q

Yさんには兄が二人いるが、仲の良い次兄への接し方で、一つ悩んでいることがある。前回次兄と会った時、Yさんには、次兄が疲れているように見えたことが気になっているのである。次兄は、独立して一人で仕事をしてきたが、「最近、同業他社が増えてきたので、競争が激しくなってきた。だから、業績への影響も懸念している。」と、仕事の大変さを口にしていた。Yさんは、その時の様子が引っ掛かっているのである。何か次兄に対して手助けをした方がいいのか、そのままにしておいた方がいいのか、心が揺れる。そこで、タロットを展開してみることにした。

                                                                                                                                                                                                                                 H・Yさん 40代 神奈川

 

A

(1)現状
  現状
①現状には、「愚者」が出た。最初、Yさんはこの愚者が自分自身をあらわしているように感じ、次兄のことは心配せず、自分の道を進めばよいと語っているように思った。でも、カードには、愚者だけでなく、愚者の後ろに犬が寄り添っている姿もあることに気づくと、むしろ、この愚者は次兄本人ではないかと思えてきた。次兄は、一人で自由に仕事をしているので、同業他社の参入が増えるにつれて、激しい競争にさらされるようになった。次兄は大変さを口にしながらも、自分なりに前を向いて頑張っているようだ。会社勤めをする妹のYさんは、自身の職場の環境や同僚にとても恵まれていると実感しているので、次兄の大変さを聞いて、一層、次兄が疲れているように感じたのかもしれない。こうした一連のことを考えると、Yさんは、空色の犬は自分をあらわし、次兄をそっと見守ったり、時には必要に応じて後押しする立場でいるのが、ちょうどよい関わり方なのだろうと納得した。

(2)経緯
  経緯   現状
②経緯に出たのは「審判」である。Yさんは、絵柄に描かれた家族に注目して、両親他界後の相続で、自分たち兄弟の間に起きた出来事を思い出した。相続問題をめぐって長兄とは関係が疎遠になってしまったが、次兄とは協力して問題解決にあたり、良好な関係が維持できている。3人の兄弟関係は、両親が存命中の頃と全く同じではないが、最終的に問題を引きずることなく解決でき、とりわけ次兄とは、以前にもまして深い信頼関係ができたことに、Yさんは喜びを感じている。「審判」(正立)は、まさにそうした経緯をよくあらわしている。

(3)展望
   経緯    現状    展望
③展望は「太陽」で、Yさんは二人の人物に着目し、自分たちのあり方を見る思いがした。Yさんは、人生をよりよく生きていくために、精神的な世界の学びを続けており、今後も自己研鑽を積み上げていくつもりでいるので、右側の白い石の上にいる人物が自分であるとすぐにわかった。そして、もう一方の左側の人物が次兄である。左側の人物は水の上にいて、尻尾もあることから、しばらくは次兄の心の内も仕事の業績も安定しなさそうだ。Yさんは、右側の人物が左側の人物を温かく迎え入れ労っているように、自分も次兄に対して同じ心持でいようと思った。Yさんから積極的に働きかけるというよりは、次兄のよき理解者、応援者で居続けることが大切であると思った。

アドバイスカードは「星」である。Yさんは、実り豊かな自然が美しく描かれ、女性が惜しみなく注ぎ続ける姿を見て、次兄に対してすぐに何かをするというよりは、次兄の心の内を思いやり、思いを注ぎ続けるのがよいと思った。展開カードやアドバイスカードから、希望を持つことができ、タロットを展開して、本当によかったと思った。

前回のケーススタディ

(第201回~最新号)

(第82回~第200回)