初級:仕事師の資格を取得した人なら、だれでも実感していることですが、数あるタロットの中でマルセイユ・タロットだけが真のアルカナ(秘法)を伝えています。まだ日本では本格的にタロットを学んだ人はほんのわずか、時代はプロフェッショナルなタロット・リーダーを求めています。
資格修得後、志願者にはタロット・リーダー、タロット・カウンセラー、タロット・セラピストなどプロとして活動する道が開かれています。
中級 : 斎宮コースでは、問題のジャンルに応じて自在にカードを読みこなせるようになるプロフェッショナルなコツを伝授します。
プロとして生きてゆくための必須条件とは、どんな展開になっても、クライアント(質問者)の前でたじろぐことなく、自信を持ってリーディングを進めることができる能力を身につけることです。そのためのコツは二つあります。
一つは問題設定と解決策の提示の仕方を工夫することです。タロットに相談を求めてくるクライアントは必ず何らかの悩みや迷いを持っていますが、その原因は事態そのものにあるというより、自分でも問題の整理がついていない場合のほうが圧倒的に多いのです。その整理の仕方をコーチしながら、適切な問題に設定しなおすことによって、クライアントとリーダーの間に親密なラポール(一体感)が生まれ、共同でカードが読めるようになります。
二つ目はクライアントが自分でも気がついていない真の問題点を積極的に聞き取ることです。これはアクティブ・リスニングというカウンセリングに不可欠な技法ですが、いくつかの要点を心がけながら練習をすると、誰でも人の話を深く聞き取ることができるようになります。
クライアントが持ってくる問題は各人各様で、カードの読み方も千差万別ですが、古今東西、変わらぬ人間性がある以上、それはある程度、類型化できるのです。そこでジャンル別にカードの読み方を定式化しておけば、囲碁で定石を覚えるようなもので、実占上、非常に役に立ちます
。展開されたカードを見て、ただちにクライアントの問題に即した読みができる訓練を徹底的に行います。
最も相談の多い、次の5つのジャンル別にリーディングのコツを学んでゆきます。
1. 恋愛と結婚
2. 人間関係
3. 金銭問題
4. ビジネス
5. 仕事探し
人生における、ほとんどの悩みや苦しみはこの5つの分野に尽きるといってよいでしょう。この5つを自在に読めるようになれば、他の問題はその応用としてこなしてゆけます。
タロットの図版には、人生をいかに生きるべきかを教える千古の智慧が埋め込まれています。斎宮コースを受けた人は誰でも、大アルカナのカードが問題に応じて千変万化し、その都度、最も適切な解決法を示唆することを発見して驚きます。このワークショップでは、タロットだけではなく、タロット・カードの中に秘められた人生ぼ秘密を学びます。