Q.数年前から、東洋の占術やタロット・アロマを勉強してきたHさんは、これを仕事としていきたいと思っていた。この3月に早期退職をするご主人は、「協力はしないけれど採算が合うならやってもいい」と言う。いよいよ長年夢見てきた仕事が始まる。Hさんとしては、仕事をやめたご主人に協力してもらいたい。どのように働きかけたら、協力が得られるようになるだろうか。(H・Mさん 50代 神奈川)
A.
(1)現状
現状 |
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ひざまずく女性が逆向きに出た。Hさんはこれをみて、「謙虚さが足りないのかも」と思い当たる節があったようだ。精神的に重圧のかかる仕事をこなしてきたご主人は、そばで見ていても大変だった。そのせいか、最近では、家にいても些細なことで感情を荒立てることも。頭では「職場で重責を果たしてきたのだから…」とわかっていても、その振る舞いについカチン!ときてしまう。だが、カードを見て、Hさんはこれからやろうとする仕事にご主人の協力を得ようとしているのだから、もう少し寛容に接するべきだったことに気づく。
(2)経緯
経緯 |
現状 |
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経緯は「仕事師」。これまで学んだものを仕事にしていこうと準備するHさんである。仕事を表すカードが出ているので、Hさんが勉強を趣味で終わらせないで、仕事としてやっていこうと志したのは正解であったことがわかる。
(3)展望
展望は「太陽」である。二人が手を取り合って協力している。今は協力しないと言っているご主人だが、やがてHさんのやっていることに興味を持ち、一緒にやり始めるだろう。
(4)
「星」Rの対策カードは「13」。変容を表すカードだ。まず、接し方を変えることから始めよう。「13」は助けを求める人でもある。「協力するのが当たり前!」のような姿勢ではなく、「13」のように「助けを求める」ように接してみてはどうか。Hさんは事業の経験がない。そんなHさんを気にかけてか、部屋の契約の際も、ご主人は口とは裏腹に、駆けつけて保証人になってくれているのだ。そのあたりのご主人の気持ちを汲み取る必要があるだろう。
(5)
「13」の注目カードは「皇帝」で、やはり頼りになるご主人が出た。高飛車な物言いをされると「手伝ってやらないぞ!」となってしまうが、お願いされれば「手伝ってやらないわけにはいかない!」と思うものである。特に、妻から言われると。「13」と「皇帝」には麦が出ている。また、「皇帝」の鷲は卵を持っている。ご主人に「13」のように接していけば、Hさんが理想とする「太陽」の二人となれるだろう。
(6)
「仕事師」の注目カードは「宙吊り」であった。「採算が合うならやってもいいけれど、俺は知らないよ。」と傍観するご主人。Hさんが何をやり出すか見ていようということかもしれない。顔の表情を見るとゆったりとしている。手を出さず傍観しているが、よく見ると綱は縛られていない。Hさんのすることに無関心なのではなく、ご主人はご主人なりの考えがあって、Hさんのやろうとしていることを冷静に見ているのかもしれない。
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第83回 職場での販売コンテストで賞を獲得するためのアドバイス(2009年1月10日号掲載)
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