Q..Aさんは、以前、結婚を意識してお付き合いすることはなかったが、「アラフォー」世代になって、「結婚」の二文字がちらつくようになった。そんな時、職場にいい感じの男性が現れる。ひそかに好意を寄せ、いずれは恋愛に発展!を願っていた矢先、Aさんの好意に全然気づかないその男性が、Aさんにうれしそうに「好きな人ができたんだ」と話した。Aさんのショックは大きく、今後のことを考えると非常に心もとない。好きな人に会えるようにするにはどうしたらいいのだろう。(A・Wさん 40代 東京)
A.
(1)現状
現状 |
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「宙吊り」はAさんの現状そのままである。大きかったショックから少しずつ自分を取り戻し、少しは冷静に事態を見られるようになった。これからどうしようかと思案に暮れている。
(2) 経緯
経緯 |
現状 |
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その男性との関係を考えると納得できる。「太陽」カードのレンガの中にいる二人の人物のように、職場の同僚である。異性を意識した関係ではなく、気軽に肩をたたいて励ましあう友達のような関係である。確かに友達としてはいい関係であった。また、友達だと思うからこそ、「好きな人ができたんだ」とプライベートなことも教えてくれたのだ。Aさんもひそかに思ってはいたものの、同僚としての付き合いしかして来なかった。
(3)展望
展望は13R。今のままだと、やはり心の中ではこのトラウマを引きずりそうだ。自分の年齢を意識し、結婚を意識すればするほど、自分に自信がなくなって、否定的な思いでつぶされてしまいそうだ。さっさと古い自分を断ち切って、新しい人を求めていくのは難しそうだ。
(4)
「13R」の対策カードは「節制」。「節制」は焦らない。年を重ねれば出会いが少なくなってしまうから早くしなければと思うのは人の常だが、タロットのアドバイスは違う。大切な人生のパートナー探しは、慎重につぼからつぼへ水を移し変える「節制」のように、じっくり取り組んだほうがいいと語る。しかも、「節制」は肉眼とは違う眼で左にあるものを見つめている。ここに大切なヒントがありそうだ。
(5)
Aさんの心の鏡に自分の理想の男性像は映っているだろうか。自分はどんな男性を求めるのか。二人でどんな人生を築きたいのか。・・・自分の中にビジョンがないと、自分の求める人に出会っていても気づかないままだ。今まで、「アラフォー」を意識しすぎて焦るばかりで、自分の中のビジョンはあいまいだった。自分の心の中があいまいだと、実際の出会いも中途半端になってしまうものだ。まず、心の中のビジョンを明確にしよう。男性像も人生設計も。Aさんの心の中にくっきり描き出せた時、きっと意中の人と出会えるだろう。 この展開にAさんはほっとした。「適齢期」って単なる年齢ではないことで、今後を明るく考えられるようになったのだ。
バックナンバー
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第85回 ゴルフに対する今後の取り組みについて(2009年2月10日号掲載)
第84回 所有する空室の不動産物件を借りたいという人との話をすすめてよいだろうか(2009年1月25日号掲載)
第83回 職場での販売コンテストで賞を獲得するためのアドバイス(2009年1月10日号掲載)
第82回 会社のプロジェクトを軌道に乗せるためのアドバイス(2008年12月25日号掲載)