本文へスキップ

イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。

ケーススタディ193

最新のケーススタディ 2013年8月25日号 掲載

Q. Nさんのご主人は福島県の出身である。Nさん家族は、ご主人の仕事の関係で都心に住んでいるが、ご主人の両親は、ずっと福島で田舎暮らしをしている。最近、78歳になる義父が、息子であるNさんのご主人に、伊勢神宮に連れて行ってほしいと言ってきた。高齢の義父は、体にいくつか不調を抱えている。日常生活に支障はないが、病院で出される何種類もの薬を飲み続けており、体力的に衰えてきているので、車で連れて行ってほしがっている。今年は式年遷宮の年。20年に一度の、このおめでたい時期に、義父はぜひお参りしたいのだ。息子であるご主人も、二つ返事で了解した。ご主人は楽観的に考えているが、Nさんは不安である。伊勢までの長距離運転は大丈夫か、義父の体調はどうか、と心配し始めるときりがない。そこで、タロットに助言を求めることにした。
                                              (A・Nさん 50代 神奈川)

A.(1)

 現状
 

現状の「愚者」Rを見て、Nさんには誰のことかすぐ分かった。何かあると、いつも大丈夫と言うご主人である。大丈夫でない時も楽観的過ぎて失敗することも多いので、Nさんは逆向きに出たカードを見て、いつもながら課題は同じだと納得する。

(2)

 経緯 現状
 
「愚者」Rを心配そうに見つめる経緯の「節制」RはNさんである。運転手はご主人一人。車で行くとなると、福島に両親を迎えに行って神奈川の家に連れて来るのも、伊勢神宮まで往復するのも、すべてご主人がすることになる。宿泊しながらとはいえ、かなりの長時間運転になるので、Nさんはご主人にかかる負担が気がかりだ。また、義父は前立腺肥大の問題も抱えているので、道中のトイレ対策も心配の種になっている。

(3)  

経緯 現状 展望
     
「愚者」Rを背後から頼るように見つめる展望の「教皇」Rは義父に違いない。体力も衰え、薬を飲みながら何とかやり過ごしている義父にとって、どこかに旅行することはしんどい。でも、伊勢神宮だけは別だ。精神的に深くつながる伊勢にお参りに行きたい。しかも、今年は20年に一度の式年遷宮の年である。次の遷宮は考えられない。老いた義父にとって、新幹線など公共の乗り物での移動はかえって危ない。「教皇」Rからは、無理を承知で、息子に頼む義父の気持ちが読み取れる。

(4)

経緯 現状 展望
     
   
   (4)  
「愚者」Rの対策カードは「悪魔」で、絵柄からは、俺に任せておけと言わんばかりのご主人と、ご主人に安心して身を任せ、満足している義父母の姿が浮かび上がる。対策カードとして出ているので、こうなるように取り計らってあげるとよいことが分かる。

(5)

経緯 現状 展望
     
   
(5) (4)   
「節制」Rの対策カード「女帝」はNさんである。「女帝」はおろおろせず、どっしり構えている。Nさんは、過去の失敗などを思い出して不安に駆られるより、「女帝」のように、ゆったりと構えて、ご主人と義父母の間がうまくいくのを見守ってあげればよい。嫁の立場を守りつつ、道中、みんなが元気に楽しく過ごせるよう万全の準備をし、率先して気配りする心のゆとりを持つとよい。

(6)

経緯 現状 展望
     
   
(5) (4)   (6)
「教皇」Rの対策カードは「隠者」となった。これも義父だろうか。途中で、車を降りて歩くとき、転ばないように気を付けてあげること。いざという時のために杖も準備しておくといいかもしれない。「隠者」の義父の視線の先には、親子の絆でしっかりと結ばれた息子と自分たち三人の姿がある。年老いた義父の拠り所はわが息子であるようだ。その気持ちを受け止めて、両親を伊勢に連れていけば、息子であるご主人にとって、これ以上ないくらいの大きな親孝行ができるだろう。

アドバイスカードは「太陽」。光輝く太陽は、天照大御神。Nさんはこのカードを見て、伊勢神宮参りは絶対うまく行くと確信できた。義父母の願いをかなえるためにもできる限りのサポートをして、やり遂げなければならないと強く決意した。

前のケーススタディへ

バックナンバー

第192回 美容の仕事の傍ら、いろいろ相談を受けることが多い(2013年8月10日掲載)
第191回 フランス語の学習法を変えた方が良いか(2013年7月25日掲載)

第190回 夫婦で協力して家の中をすっきりさせたい(2013年7月10日掲載)

第189回 ネット販売の国際化を図るべきか。国内を重視すべきか(2013年6月25日掲載)

第188回 強烈な個性を持つ実家の家族の苦手意識が取れない(2013年6月10日掲載)

第187回 都心に自分の事務所を所得したい(2013年5月25日掲載)

第186回 
自分の人生や夢を堂々と語れる人になりたい(2013年5月10日掲載)
第185回 塾生の父兄の話をきっかけにフランス語を勉強しようか(2013年4月25日掲載)

第184回 プロジェクトリーダーとして自信を持つにはどうすればよいか(2013年4月10日掲載)

第183回 10年ぶりにタロットの勉強を再開したが、壁を感じている(2013年3月25日掲載)

第182回 新しい出版企画に対する銀行融資の申し込みはうまくか(2013年3月10日掲載)
第181回 タロットのモニター募集のアイデアは上手くゆくか(2013年2月25日掲載)
第180回 通販の配送業務を一本化したい。上手くゆくかどうか(2013年2月10日掲載)

第179回 幼稚園の役員懇親会で披露するダンスはうまくゆくかどうか。(2013年1月25日掲載)
第178回 最近、会社の運営がマンネリになっている。心機一転したい。(2013年1月10日掲載)

第177回 
余震が気になるが、東京の勉強会に参加したい。どうか。(2012年12月25日掲載)
第176回 スポーツジムの仲間とイベントに参加した方がよいか (2012年12月10日号掲載
第175回 職場の人間関係をよくしたい。(2012年11月25日号掲載

第174回 喧嘩ばかりしてきた夫婦が、旅に出ようとしている。(2012年11月10日号掲載
  
第173回 流産のショックがまだあるが、できれば第2子を持ちたい。(2012年10月25日号掲載

第172回 臨時出費が続く中、浴室のリフォームをどうすべきか。(2012年10月10日号掲載
第171回 留学する前に一目ぼれした男性にもう一度会いたい。(2012年9月25日号掲載
第170回 老いた母親の療養施設を探すのにほとほと疲れ果てた。2012年9月10日号掲載
第169回 ヒーリングを始めて13年。そろそろ同業者との交流を深める時ではないか(2012年8月25日号掲載)  第168回 元同僚の2人と旧交を温めている。今後どのように付き合っていったらよいか(2012年7月25日号掲載)第167回 地方で行われる提携先のイベント参加をキャンセルした方がいいだろうか(2012年7月10日号掲載) 第166回 入院している高齢の母を見舞った際にクレジットカードがなくなっていた(2012年6月25日号掲載)
第165回 母親の再婚相手との関係において突破口を見つけたい(2012年6月10日号掲載)
第164回 仕事において後輩たちとの付き合い方はこのままでいいのだろうか(2012年5月25日号掲載)
第163回 お金に対するブロックを解消するきっかけをつかむには(2012年5月10日号掲載)
第162回 15年前にやめてしまった太極拳。再びチャレンジしたいがどうか(2012年4月25日号掲載)
第161回 結婚について考えるとしたら、何から取りかかればよいだろうか(2012年4月10日号掲載)
第160回 家事と両立しながら仕事の繁忙期を乗り越えたい(2012年3月25日号掲載)
第159回 多感な時期を迎えようとしている娘に接する上での親としての心構え(2012年3月10日号掲載)
第158回 1ヵ月後に退職する職務を全うするための心構え(2012年2月25日号掲載)
第157回 興味ある作家の作品を直接見に行きたい(2012年2月10日号掲載)
第156回 経営している店舗において人間関係がよくないがどうしたらいいか(2012年1月25日号掲載)
第155回 新商品の広告宣伝についてのアドバイス(2012年1月10日号掲載)
第154回 7年半使ってきたパソコンを買い換えたい(2011年12月25日号掲載)
第153回 だんだん元気がなくなってきたサボテンをうまく育てられるだろうか(2011年12月10日号掲載)
第152回 副業をもっと発展させるにはどうすればいいのか(2011年11月25日号掲載)
第151回 ジムでのトレーニング用に高機能のウェアを購入した方がいいか(2011年11月10日号掲載)
第150回 天職である現在の仕事について、自分に何が足りないのか(2011年10月25日号掲載)
第149回 仕事について拡大路線で行ったほうがいいのか(2011年10月10日号掲載)
第148回 負担が倍増する仕事を引き受けてよいか(2011年9月25日号掲載)
第147回 新しい世界に挑戦しようとする娘に親としてどう接するのがよいか(2011年9月10日号掲載)
第146回 苦痛である仕事の懇親会参加について(2011年8月25日号掲載)
第145回 会社人生に一区切りつけた自分の今後のあり方について(2011年8月10日号掲載)
第144回 突然、『俳優になりたい』と言い出した息子へどう接したらいいか(2011年7月25日号掲載)
第143回 肩凝り解消法について(2011年7月10日号掲載)
第142回 自炊することで生活はどう変わるだろうか(2011年6月25日号掲載)
第141回 妊娠中の、癒しに関わる講座受講について(2011年6月10日号掲載)
第140回 人脈づくりの方法としてフェイスブックへ登録することについて(2011年5月25日号掲載)
第139回 自分らしさを発揮してのびのびと仕事をしたいがどうしたらいいか(2011年5月10日号掲載)
第138回 おつきあいしている彼との結婚について(2011年4月25日号掲載)
第137回 仕事を無事完了させるためのアドバイス(2011年4月10日号掲載)
第136回 熟年離婚を考えていた夫と向き合うためのアドバイス(2011年3月25日号掲載)
第135回 闘病後、新たにチャレンジする仕事について(2011年3月10日号掲載)
第134回 派遣先での異動の話を引き受けてもいいだろうか(2011年2月25日号掲載)
第133回 大学を辞めて声優の道を志したい(2011年2月10日号掲載)
第132回 自分の年齢をおつきあいしている年下の彼に話した方がいいだろうか(2011年1月25日号掲載)
第131回 年明け早々の急な海外出張を無事にやり遂げることができるか(2011年1月10日号掲載)
第130回 冒険好きで一箇所に定住する気持ちがない結婚相手について(2010年12月25日号掲載)
第129回 友人が所有している不動産物件について(2010年12月10日号掲載)
第128回 2つの仕事を両立するより1つに絞った方がいいか(2010年11月25日号掲載)
第127回 新たに始めるスポーツは何がいいか(2010年11月10日号掲載)
第126回 売上が落ちている店舗の現状を打開するためにはどうしたらいいか(2010年10月25日号掲載)
第125回 仕事が忙しい中、妻と旅に出てリセットしたい(2010年10月10日号掲載)
第124回 ボランティアでの仕事の手伝いを引き受けた方がいいか(2010年9月25日号掲載)
第123回 海外に住む忙しい恋人と今年中に会えるだろうか(2010年9月10日号掲載)
第122回 離れて暮らす高齢の父との旅行について(2010年8月25日号掲載)
第121回 デザイナーとして会社で自分のセンスを発揮した仕事をするためには(2010年8月10日号掲載)
第120回 治療院を一週間休みにして趣味のために合唱ツアーに参加したい(2010年7月25日号掲載)
第119回 定年退職した父の気晴らしに犬を飼うというアイディアについて(2010年7月10日号掲載)
第118回 スケジュールを調整して尊敬する師の講演会に参加した方がいいか(2010年6月25日号掲載)
第117回 決めかねている電子ピアノ購入について(2010年6月10日号掲載)
第116回 海外在住のつきあい始めて間もない男性に対する気持ちの整理(2010年5月25日号掲載)
第115回 挫折しかけているファイナンシャル・プランナー試験について(2010年5月10日号掲載)
第114回 運営しているヒーリング教室の運営方針について(2010年4月25日号掲載)
第113回 新たにヒーリングワークショップを開催するにあたってのアドバイス(2010年4月10日号掲載)
第112回 遠距離恋愛の彼に対して自分から連絡を取るべきか(2010年3月25日号掲載)
第111回 ゴルフ店の業種替えを考えているが、この方向でいいのだろうか(2010年3月10日号掲載)
第110回 ゴルフ教室のレッスンを受けた方がいいか(2010年2月25日号掲載)
第109回 活動を休止していたボランティアを再開するにあたってのアドバイス(2010年2月10日号掲載)
第108回 会社の業績を上げるにはどのようにしたらいいだろうか(2010年1月25日号掲載)
第107回 企画した同業者との交流会はうまくいくだろうか(2010年1月10日号掲載)
第106回 タロットを仕事として取り組んでいけるようにするには(2009年12月25日号掲載)
第105回 今年オープンしたお店がタウン誌に掲載される。うまくいくだろうか(2009年12月10日号掲載)
第104回 これからの事業スタンスについてのアドバイス(2009年11月25日号掲載)
第103回 お酒が好きな夫について、健康面、経済面でどうすればよいか(2009年11月10日号掲載)
第102回 結婚しても今のように勉強や好きなことをやっていけるだろうか(2009年10月25日号掲載)
第101回 好意を寄せている女性とお付き合いすることができるだろうか(2009年10月10日号掲載)
第100回 旅行のスケジュールについてどうしたらいいか(2009年9月25日号掲載)
第99回 思ったようにいかない退職後の仕事。この先どうしたらいいのだろう か(2009年9月10日号掲載)
第98回 母を亡くして間もない友人と会うにあたってのアドバイス(2009年8月25日号掲載)
第97回 職場の海外研修は自分にとってどんな意味をもたらすか(2009年8月10日号掲載
第96回 学んできたいくつもの占い手法の使い方について(2009年7月25日号掲載)
第95回 海外へ転職することについてのアドバイス(2009年7月10日号掲載)
第94回 ドイツ語を学んで、音楽療法の原書を読めるようになれるだろうか(2009年6月25日号掲載)
第93回 サロンを開くため、株で儲けて資金を工面したいが、どうだろうか(2009年6月10日号掲載)
第92回 ヒーリングやタロットのお店を開くことを考えているが、上手くか(2009年5月25日号掲載)
第91回 気質も性格も正反対である夫との今後の関わり方について(2009年5月10日号掲載
第90回 不況で苦戦を強いられている状況で、今後の事業の指針について(2009年4月25日号掲載
第89回 頻繁に連絡が来る占いのお客さまの接し方について(2009年4月10日号掲載
第88回 アロマで恩人のリハビリを応援したいが上手くいくか(2009年3月25日号掲載
第87回 結婚を前提とした恋人と会うにはどうすればいいだろうか(2009年3月10日号掲載
第86回 開業にあたり、主人からの仕事の協力を得るためにはどうしたらいいか(2009年2月25日号掲載
第85回 ゴルフに対する今後の取り組みについて(2009年2月10日号掲載)
第84回 所有する不動産物件を借りたいという人と話をすすめてよいだろうか(2009年1月25日号掲載)
第83回 職場での販売コンテストで賞を獲得するためのアドバイス(2009年1月10日号掲載)
第82回 会社のプロジェクトを軌道に乗せるためのアドバイス(2008年12月25日号掲載)

バナースペース

イシス学院

〒104-0061
東京都中央区銀座2-14-9 GFビル 2F

info@isis-osiris.com

TEL 03-3524-8829
FAX 03-3524-8879