イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。
ケーススタディ186
最新のケーススタディ 2013年5月10日号 掲載
Q. Oさんには夢がある。将来、自分の店を持って、そこで美容・リフレクソロジーのサロンを運営したいと思っている。実現への思いはとても強いので、たまに、知り合いの人たちから食事に誘われると、その人たちに応援してもらえるように！との考えも働いて、出かけることが多かった。行けば、みんなで盛り上がる。中には、Oさんに好感を持って、ごちそうしてくれたり、プレゼントしてくれたりする男性もいる。最初のうちは、ラッキー！と思っていたが、だんだん楽しめなくなり、虚しさを感じるようになった。動機が打算的で不純だったせいもある。刹那的で、深い心の交流にならない付き合いを続ける自分への疑問も出て来た。とくに、自分が心から素敵だと思える男性と話す機会があってから、その虚しさは強くなる一方だ。夢に向かって邁進していたはずなのに・・・。これからどうすればいいだろうか？
（M・Oさん 20代 神奈川）
「自分の中には夢がある。これを実現できたら最高！」と、想像するだけでうっとりする目標をOさんは持っている。カードは、その目標が、自分の店を持って、自分の世界を作り上げることであることを如実にあらわしている。世の中の人を魅了する「世界」の中心に立つ女性は、自分を完成させた暁のOさんである。Oさんの心の中にはちゃんと自分の完成形があるのだ。カードは正立なので、Oさんがめざす世界は、Oさんにふさわしいものであることが分かる。
（2）
経緯に出た「神の家」Rに、Oさんは心覚えがある。それは、素敵な男性と話をする機会があった時のことだ。目の前に心ときめく男性がいるのに、自分のことを堂々と話せなかった。積み上げるべきものを積み上げて来なかったから、自分に自信が持てなかったのだ。とても恥ずかしく，惨めだった。このままではダメだ！と雷に打たれたように打ちのめされた。この時のショックは忘れられない。
(3)
展望は、未熟ながら仕事を始める若者が描かれる。Oさんはこのカードを見て、経緯の課題をクリアすることによって、初めて自立した仕事ができるようになるのだと納得する。現状の「世界」を見ているので、仕事は自分の完成した姿を心に留めてやっていくことが大切だとわかる。「世界」と「仕事師」はレム二スケート、四大元素、バトンで親縁している。自分のあるべき理想像への思いを永続していくこと、達成のために必要な要素を整えること、実現するまでバトンに象徴される火のような情熱をもって取り組んでいくことがポイントだ。
（４）
自分を築き上げていないことをOさんに気づかせた「神の家」R。対策カードの「悪魔」は、Oさんに自分の裁量だけでやろうとせず、まず、自分が憧れ、自分が指標とできる存在のもとで、時分を磨くことを勧める。自分の考えだけで確固たるものを自分の中に作ることは難しい。でも、それを体現した人に付き従い、その人をモデルとすることで、自分を成長させていくことで、道は開ける。
アドバイスカードも「神の家」である。自分の中にしっかりしたものをじっくり築き上げていくこと。長い目で見れば、恥ずかしくなるような不純な動機や打算的な思いは、堂々とできる自分を作らないなあと思える。その程度のレンガで家を建てたらどうなるかは、容易に想像がつく。自分の理想を実現するためには、まず自分の心の基礎構造を作ることだと思い至ったOさんである。
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（M・Oさん 20代 神奈川）
A.（1）
| 現状 |
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（2）
| 経緯 | 現状 |
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(3)
| 経緯 | 現状 | 展望 |
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（４）
| 経緯 | 現状 | 展望 |
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| （４） |
アドバイスカードも「神の家」である。自分の中にしっかりしたものをじっくり築き上げていくこと。長い目で見れば、恥ずかしくなるような不純な動機や打算的な思いは、堂々とできる自分を作らないなあと思える。その程度のレンガで家を建てたらどうなるかは、容易に想像がつく。自分の理想を実現するためには、まず自分の心の基礎構造を作ることだと思い至ったOさんである。
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