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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。

ケーススタディ 150

最新のケーススタディ 2011年10月25日号 掲載

Q.健康に強い関心を持つKさんが、今、一番興味を持っているのはスポーツジムでのトレーニングである。週に一度、インストラクターとの会話を楽しみながら、ジムで汗を流している。ある日、会話の中で、トレーニングウェアが話題となり、インストラクターが彼女に、高機能のウェアが如何に素晴らしいか、自分が身に着けているのを引き合いに熱く語ってくれた。しかも、日常生活でも使え、使い勝手がいいという。Kさんは運動しやすい服装なら何でもいいくらいにしか考えていなかったが、インストラクターの熱心な話で心が動き始めている。しかし、高機能のウェアは高価である。「健康オタク」を自認するKさんは、心は動くが、経済的なことを考えるとウェアまでオタクになってはいけないとブレーキがかかる。凝り性な自分の性格を知っているので、手を出す前にタロットに助言を仰ぐことにした。(T・Kさん 40代 埼玉)
A.
(1)
現状
 
「神の家」が逆向きで出た。Kさんにはカードが言わんとすることがよく分かる。Kさんは凝り性なので、なんでもいったん気に入るとアクセル全開でまっしぐらに突き進み徹底的にやりたがるのだ。この性格がプラスになることもあるが、のめり込み過ぎて失敗することも多い。ウェアもその良さを実感すれば、いつもと同じパターンでオタクになりかねない。レンガが全部積みあがった様子は、ウェアを一通り全部そろえる状況を示唆するが、逆向きなので、一気にそろえようとするのは問題であることがわかる。実際、その通りである。如何に気に入り、健康に役立つからといっても、高額商品だから、勢いで手を出すと支払いの時大変で、びっくりするに決まっているからだ。 

(2)
 経緯 現状
   
経緯は「13」で、古いものを切り捨てて、新しく一歩踏み出す絵柄である。「健康オタク」を自認するKさんは、トレーニングに関しての知識や蓄積もないわけではなかったが、通うに際して、スポーツジムでは、自分の考え方や知識はいったん脇に置いて、まずインストラクターのアドバイスを聞くようにしてきたという。カードが正立であることから、こうした姿勢でジムに通い始めたことはよかったようだ。Kさんよりずっと若いが、やはりプロとしてやっているだけあって、Kさんからの質問にもよく答えてくれる。高機能ウェアのことを興味深く聞けたのも、このおかげかもしれない。

(3)
 経緯 現状  展望
     
展望は「星」である。心身の調和がとれ、充実感溢れる様子がカードから伝わってくる。「健康オタク」のKさんが理想とする姿である。  

(4)
 経緯 現状 展望 
   
   (4)  
「神の家」Rの対策カードは「女帝」が出た。「女帝」は今後のことを見据えて、アイデアを練っている。今までのように、「よし、気に入った!形を整えるのも大切なこと。この際全部そろえよう。」とやるのは、一度の出費が過多になり問題だった。対策は、建設的に、計画的に考えてみることである。 

(5)
経緯 現状  展望 
  (4)   (5)
「女帝」の注目カードは「運命の輪」になった。Kさんは「運命の輪」を回る動物を見て、まるでランニングマシーンで走る自分のようだと言う。動物たちが身につけている衣装はそれぞれ違う。しかも、動物たちはそれぞれ別の位置にいて、輪を回ろうとしている。この絵柄から、ウェアは必要とするものから一つずつ順番に買うようにするとか、3点に絞るといった案が浮かび上がる。焦らないことだ。確かに素晴らしいという話を聞いただけで、Kさん自身は推奨されるウェアを触れたこともなければ試着してもいないのだ。カードのおかげで、Kさんはずいぶん沸騰していた気持ちを落ち着けられ、冷静さを取り戻せた。今回は、まず一つを試し、気に入っても購入は3点までの必要最小限にとどめるのが賢明との結論に至った。

危ない、危ない!気持ちが先走り、危うく暴走するところだった。Kさんは気持ちの整理がついたところで、早速、試すことにした。今からワクワクしている。

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