イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。

Q.歯科医療関連の会社に勤めるKさんは、将来、ヒーリングの仕事に就きたいと思っている。休日はそのための勉強に費やすことが多いので、平日も休日も関係なく、あわただしく毎日が過ぎて行く。できれば将来に備えて、勉強だけでなく人間関係も広げたい。人脈づくりの方法として、例えば、フェイスブックなどはどうだろうか？・・・と考えている。でも、いざ登録となると、その一歩が踏み出せない。登録するとどうなるか、タロットの助言を求めることにした。（　S・Kさん　30代　東京）
A.
(1)

現状

このカードで真っ先にKさんの目に入ってきたのは、ローブの裾にチラリと見える蛇であった。自分の尻尾を加えるウロボロスの蛇に、将来につながる永続的な人間関係を持ちたいと願うKさんの気持ちがあらわれている。しかし、カードは逆向き。フェイスブックでそれが本当にできるのか？友達になる人たちと、気持ちの交流はちゃんとできるのか？心の中でゴーサインを出せないでいるKさんの現状である。

(2)

経緯	現状

経緯は「世界」Rが出た。Kさんの懸念は、フェイスブックに登録することで、一気にネット上の人間関係が広がりすぎることだ。自分が誰かの友達になり、その友達は他の誰かとつながる。網の目のように次々とつながっていくことは一見素晴らしいことのようだが、クリック一つでどんどん広がってしまう恐れもある。特に、フェイスブックは実名で登録するので、自分の予想を超えるスピードで、自分の容量を超えて広がることに対して、Kさんは言い知れない不安を感じていたのだ。

(3)

経緯	現状	展望

展望は「悪魔」である。小悪魔は自分にぴったりのグループに所属し、満足している。地に足をつけ、ゆるい紐で結ばれた関係は安定し、安心感がある。「世界」Rのように宙に浮いた不安定感はない。価値観や理想を共有できる人たちと、自分で安心できる範囲で関係を築いて行くことだ。将来につながる人脈づくりになることがわかる。

(4)

経緯	現状	展望
	(4)

「節制」Rの対策カードは「正義」である。「正義」は真正面を見て、冷静に自分の問題に直面している。フェイスブックで何をしたいのか、どんな人脈作りをしたいのか、自分の心を整理し、自分の基準を明確にすることだ。そうすれば、自分のスタンスが決まり、登録に伴うさまざまな懸念も解消するだろう。

(5)

経緯	現状	展望
(5)	(4)

「世界」Rの対策カードは「神の家」。一つ一つのレンガが揺るぎなく積み上がり、どのレンガが他のレンガとどうつながっているか一目瞭然でわかる。このように、つながりがはっきり見える人間関係を築いて行けばよい。焦る必要はない。少しずつ着実に広げていけばいいのだ。

タロットはKさんの問題点を見事に指摘してくれた。同時に、不安を一掃する糸口もつかめた。ずっとネットの負の側面が気がかりだったが、要は自分の関わり方次第だと思えるようになった。将来に向けて、フェイスブックをうまく使って行く決意ができた。

前のケーススタディへ