イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。

Q.Sさんは、平成4年からイギリスを本拠地とするある団体のヒーリングボランティア活動に参加してきたが、仕事の忙しさから体調を崩し、ここ2年ほどは活動を休止していた。その間休養に努めた甲斐もあって元気になり、最近では心にも余裕が出てきた。地道な活動を続けるその団体からは、機関紙や定期報告が届く。それを見ながら、再開をどうしようかと思案するSさん。よくよく考えた末の自ら志願して始めた活動であるから思い入れもある。一方、活動を始めた当初からすると、自分も世の中もずいぶん変わった。以前とは違うものを始めるのも一案かと揺れ動く。タロットならどんなアドバイスをくれるだろうか。（K・Sさん　50代　東京）

A.（1）現状

現状

Sさんにとっての「神の家」が築き上げられていない。自ら志願して行う奉仕活動は、Sさんの精神生活にとって大きな意味を持つ。一週間に一度のわずかな時間を捧げるだけであっても、その活動の継続は、まさしくSさんの中にある「神の家」のレンガを一つずつ積み上げることであった。それが中断している。それが問題であることは、Sさん本人が一番自覚している。

（2）経緯

経緯	現状

経緯は「正義」R。鋭利な刃を持つ大きな剣が、厳しさを物語る。世の中全体が不景気であるが、Sさんの仕事も非常に厳しい状況に追い込まれ、一時は存続が危ぶまれるほどだったという。忙しさと重圧で心身のバランスは大きく崩れる。逆さになった天秤そのものだ。ボランティア活動をしようにもどうにもならなかったSさんの状況が、よくあらわれている。

（3）展望

経緯	現状	展望
（２）	（1）	（３）

展望は「太陽」。仲間とがっちり手を取り合っている。魂の輝きを象徴するかのように、大きな太陽があたりを照らす。2人の人物は魂の喜びにあふれている。今後のあり方を的確に伝えるカードだ。「神の家」にも「太陽」にもあらわれるレンガは、改めて、一つ一つ築き上げることの大切さに気づかせてくれる。

（4）

経緯	現状	展望
（4）

「神の家」Rの対策カードは「仕事師」。カードは動き出しなさいと語る。「仕事師」は若者で描かれるので、ベテランとして一気にガンガン始めるのではなく、初心に帰って少しずつ始めるとよいだろう。がんばりすぎてはいけない。

(5)

経緯	現状	展望
（4）

「仕事師」の注目カードは「審判」。復活を表すカードだ。別のボランティアの可能性を考えるよりは、自分の情熱を注いできたこれまでの活動を再開するとよいことがわかる。休止している間、中途半端になっていることに対してもやもやした思いがあったSさん。この展開で、踏ん切りがついた。今度は仕事が忙しくなっても、うまく切り替えができそうだ。心をこめてやろうと思う。　

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