ケーススタディ107

ケーススタディ107
106

最新のケーススタディ　2010年1月10日号　掲載

Q.健康関連の商品販売とカウンセリングの仕事をしているTさん。不景気で悲鳴を上げている職種が多い中、Tさんの仕事は、時代の後押しもあって少しずつ発展している。しかし、乱立する個人経営者がほとんどなので、競争が激しく浮沈も多い。だから安穏としていられない。今のままでは大きな発展は見込めない。これからは理念や価値観を共有できそうな同業者どうしの協力も大切ではないかと思い、賛同してくれる同業者との交流会を企画した。その日が間近に迫ってきた。初めて行なう試み。果たしてうまくいくだろうか。また、Tさんの仕事の発展につながるだろうか。（S・Tさん　50代　東京）

A.（1）現状

現状

夢と期待に胸を膨らませて一歩踏み出す「愚者」が正立で出た。初めて行なう交流会は、Tさんにすればずいぶん思い切った試みだが、正立なので、将来を見据えたよい一歩となることがわかる。

（2）経緯

経緯	現状

経緯は「女帝」R。以前は、今回のような発想すらしなかった。目前の仕事に追われ、ゆったりとした気持ちで将来を考える余裕がなかった。だから、何か思いついたとしても、陳腐なアイデアだった。未来志向のわくわくする考えが出てくる状態になかった自分の姿であることがよくわかる。

（3）展望

経緯	現状	展望

（２）	（1）	（３）

展望は「戦車」である。自信を持って進みなさいとのメッセージ。交流会の提案者であるTさんは、みんなのまとめ役でもある。Tさんが中心になって、お互いの率直な意見交換ができるようリードするとよい。過去の歩みと将来への展望を見通した上で、業界全体を引っ張っていこうと気概を持ったTさんの存在は、みんなを刺激し、業界の発展と質的向上をもたらすに違いない。

（4）

	経緯	現状	展望

(4)

「女帝」Rの注目カードは「審判」。目前の仕事に追われながらも、心の中では、高い見地から将来を考えることの重要性には気づいていた。自分の仕事の意義や社会的使命の自覚が仕事への励みとなる。発展のためには、何らかの方法でもっと積極的にアピールしなければならないことも考えないではなかった。

(5)

(4)	経緯	現状	展望


	（５）

「女帝」Rの対策カードは「恋人」で、コミュニケーションを取りなさいと勧める。同業者をライバルとして遠ざけるのではなく、交流することが互いを刺激し、発展の糸口となりそうだ。

新しい試みをするとあって、実はTさんの心は不安と期待で複雑であった。でも、展開のおかげで気持ちが晴れた。交流会の成功を確信して、入念な準備をしよう！当日も主催者として頑張ろう！　これからは同業者と共存共栄を目指す時代だと思うと、なんだか交流会が待ち遠しくなってきた。

前のケーススタディへ

バックナンバー

このページの先頭へ

バナースペース

イシス学院

〒104-0061
東京都中央区銀座2-14-9　GFビル　２F

info@isis-osiris.com

TEL 03-3524-8829
FAX 03-3524-8879

イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。