イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。

Q.Yさんはプロの占い師である。若いけれどプロとしての自覚を持ち、そのプロ意識から占いやヒーリングを勉強してきた。全てはお客様のため！と思ってやってきたことではあるが、あまりにもいろいろなことを勉強しすぎて、最近では、何をどう使ったらよいかわからなくなってしまった。ここらで一度心の整理をしたい。そのためにタロットを展開した。（Y・Mさん、30代　神奈川）

A.（1）現状

現状

現状はすばらしいカードが出た。日頃から熱心に学んでいるだけあって、Yさんの内面は豊かである。顧客に提供できるものがたっぷりあり、しかも惜しみなく献身的に尽くしている様子。Yさんは謙虚なので自分からは言わないが、職場では、若手のホープ（希望の星）にちがいない。正立なので、今のところ問題なし。真面目さから来る杞憂かもしれない。

（2）　経緯

経緯	現状

経緯は「恋人」である。占い師としての自分を磨くため、自分の直観に従っていろいろな占いやヒーリングを勉強してきたこれまでのYさんの状況を映し出す。「恋人」が正立で出ているので、勉強によって身につけたものは、お客様に役立ち、Yさんは占い師として、本当によき仕事をしてきたことがわかる。

（3）展望

経緯	現状	展望
（２）	（1）	（３）

展望は「審判」R。今のYさんの心配は、やがて現実的な問題となってくることが示唆されている。学んできたいくつもの手法を使おうとするあまり、Yさんの心に迷いが生じてしまう。いったん迷い始めると判断が鈍り、天の声も聞こえなくなってしまう。お客さんを迷路から出すのが仕事なのに、使命が十分果たせない。Yさんは、このカードが出たことに納得顔である。「やっぱりそうだわ。今のうちに何とかしなければ。」と真剣だ。

（4）

経緯	現状	展望

対策カードは「太陽」が出た。一つの大きな太陽が悠然と位置し輝く。太陽の下では、二人の子供がしっかりと手を取り合っている。二人の子供は、Yさんの中にいる低次の自我と高次の自我である。低次の自我と高次の自我がしっかり手を取り合っているとき、人は迷わない。バラバラになると迷い、散漫になるので、やることがちぐはぐになってしまう。Yさんには思い当たる節がある。いい仕事をしなければ！と気負っているうちに、いつの間にか表面的なことにこだわり、自分自身が迷路に入りかけていたのだ。もう一度、自分を統合させよう。占い師としての自分の中心は何か、自分を見つめ、本来の自分を取り戻すことが必要だ。

勘のいいYさんは、すぐ対策カードの言わんとすることを掴み取った。Yさんはすぐ実行する。プロとしての成長が楽しみだ。

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