ケーススタディ110

ケーススタディ110
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最新のケーススタディ　2010年2月25日号　掲載

Q.健康のために親友と始めたゴルフ。最初は週一回の初心者向けのゴルフ教室に半年通った。やがて実地練習として、コースへ出るようになった。芝生の上をたくさん歩くようになったお蔭で体力もつき、友人と新たな楽しみを共有できた点では本当に良かったとＥさんは思っている。でも、最近は気持ちがパッとしない。初期の目的は達成できたはいいが、次の目標を設定できないでいるのだ。ゴルフは相変わらず下手である。向上心が強い親友は「もっと上達するために指導を受けよう」と誘ってくれる。「その方がもっと楽しくなる」と熱心だ。健康が目的でゴルフ上達は二の次だったＥさんは、なかなか心が決まらない。こんな中途半端では、ゴルフの楽しさも半減してしまう。親友も返事を待っている。そこで、タロットで決断することにした。（T・Eさん　50代　埼玉）
A.（1）現状

現状

ゴルフクラブの持ち方から始めて1年半。まだまだクラブの扱いになじんだとは言えない。ボールを捕らえることができず、Eさんの願うように飛んでいかない。まさしく暴れるライオンに手を焼く状態だ。体力向上を喜んでいるEさんだが、逆向きで出ているので、下手なままやり続ける自分に問題を感じている様子がうかがえる。

（2）経緯

経緯	現状

経緯は「星」の逆向き。これも図星である。健康増進のためにやっているのだからという理由で、教室に通うのも仕事優先で遅刻が多かった。振り返ればずいぶん消極的なかかわり方だった。一緒に始めた親友はずっと熱心で積極的だったので、Eさんよりずっと上手で、Ｅさんよりプレーの楽しみを知っている。Ｅさんには健康という目的はあったが、ゴルフをする中で何かを目指してきたわけではない。そのあたりも現在の行き詰まりにつながっているようだ。

（3）展望

経緯	現状	展望

（２）	（1）	（３）

展望は「審判」である。天使の呼びかけに気づいている。宙ぶらりんの心が整理でき、自分なりにゴルフをする意義を見出すEさんだ。ゴルフそのものの中で目標を持つことで、ゴルフ上達の喜びを発見できるだろう。今までとは違うワンランクアップの楽しみ方もできそうだ。

（4）

経緯	現状	展望


	（4）

「力」Rの対策カードは、「悪魔」が出た。どうやら親友の勧めると通り、先生についたほうがよさそうだ。指導を受ける中で、スコア目標も持つとよい。しかし、仕事との兼ね合いもあるので無理なスケジュールはやめよう。以前は両立がうまくなかった。だから消極的だった面もある。柔軟な対応をしてくれるところであれば、やる気で通えそうだ。よい先生との出会いがあれば啓発も受けられる。

(5)

経緯	現状	展望


（5）	（4）

「星」Rの対策カードは、「運命の輪」。親友のように積極的にかかわることで、楽しさに目覚めるチャンスをつかみなさいと、カードは語る。確かに熱心な親友のおかげでここまで来られた。そろそろゴルフと直に向き合う時期が来ている。Eさんが友人経由ではなく、自発的にゴルフと取り組むなら、ゴルフもEさんに、とっておきの魅力を開示してくれるだろう。

Eさんは親友と一緒にレッスンを受けることにきめた。最初は月2回くらいのゆっくりペースで。　

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