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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。

ケーススタディ 152

最新のケーススタディ 2011年11月25日号 掲載

Q.Aさんは副業として、「いのちの話」を伝える講師活動をしている。その収益を保護犬や被災地の動物など、動物関連のところに寄附しているのだ。現在はサークルやイベントにゲストとして招いてもらう形で行っているが、Aさんはこの寄附額をもっと増やすために、副業をもっと発展させていきたいと思っている。どのようにしたらよいだろうか。(M・Aさん 30代 千葉)

A.
(1)
現状
 
「女帝」RはAさんである。実は、Aさんにはこの講師活動に向けてのアイデアがたくさんある。でも、ゲストとして招待していただくという形なので、活動はどうしても受け身となり、自分のアイデアを十分発揮できているとはいえない。このカードの指摘にAさんは思わず納得する。 

(2)
 経緯 現状
   
経緯は「節制」R。やりがいのある活動であるし、皆さんにも喜ばれてきたが、収益面ではまだ上がっているとは言えない。壺から壺へ流れるのは、お金と見ることもできる。逆向きなので、Aさんが主催者側からもらう報酬はあまり多くないようだ。活動に関わる経費も結構かかっているとのこと。また、ゲストで招いてもらうという、依頼を受ける形でやってきたこれまでの活動スタイルも、一方の壺から出るものをもう一方の壷が受け止めるといった描き方によくあらわれている。収益を上げるには、こうしたやり方のままでは問題であることがわかる。

(3)
 経緯 現状 展望 
 
展望には「月」が出た。動物関連の寄附額を増やしたいと思ってのリーディングであるが、Aさんが今以上に寄附をすれば、動物も喜んでくれるようだ。動物たちが月に向かって喜びの声を発しているように見える。 

(4)
 経緯 現状 展望 
   
   (4)  
現状の対策カードは「神の家」で、Aさんの目に最初に飛び込んできたのは、建物から出ようと身を乗り出している人の姿である。いろいろな組織の方から、話しの場を設けてもらうことに感謝しつつ、そこに留まっているのではなく、もっと外に出ていきないとカードは言っているようである。アイデアがたくさんあるのに出し切れていない現状を考えると、そのアイデアを活かすためにも外に出て行くことは必要だ。 

(5)
経緯 現状  展望 
(5)   (4)   
「節制」Rの対策カードは「皇帝」である。自らイニシャティブを取って実行する人である。Aさんは、もっと自分から行動し、自分で活動の場を作り出していかなければならないことを実感する。

(6)
  経緯 現状  展望 
 
 (6) (5)   (4)   
「皇帝」の注目カードは、「世界」。真ん中の人物は、社会の中に出て行って、皆に自分のやっていることを知ってもらおうとしているAさんであり、また、カードからはAさんが働きかければ、Aさんの話に皆が関心を持って聞いてくれる様子も窺える。もっと出て行っていいのだと確信できる。

(7)
    経緯 現状  展望 
   
 (7) (6)  (5)   (4)  
「世界」の注目カードは「力」。この「力」もAさんである。勇気を持って挑戦することを勧めている。「皇帝」、「世界」、「力」と3枚出たところで、これら3枚がいくつもの親縁を持っていることに気づく。まず、3枚とも木星記号を持っている。拡大・幸福・楽天的などをあらわす木星は、「活動の場をもっと広げなさい。やりがいも喜びも、もっともっと膨らみますよ。でも心配はいらない。楽天的な気持ちでいきなさい。」と、Aさんにエールを送る。「皇帝」と「世界」の卵からは、世の中に活動の成果を産み出していきなさい、この2枚のカードの知性をあらわす鷲からは、活動内容をよく整理して明快にすることも大切、「世界」と「力」のレムニスケートからは、ずっとこの活動を続けていきなさいとのメッセージが聞こえるようである。永遠をあらわすレムニスケートは、Aさんが手がけてきたテーマの「いのち」を象徴している。「いのちの話」を続けることは意義あることなのだ。

親縁カードの多い展開は、Aさんにどうすればいいかをはっきり示してくれた。自分から活動の場を広げることは思い切りが必要であるが、3回連続して出てきた木星記号がAさんを大きく後押ししてくれることになった。 

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