Q.夫婦共用で7年半使ってきたパソコンが故障してしまった。Oさんは大した故障ではないだろうと、たかをくくり、軽い気持ちで修理を依頼したところ、予想をはるかに超える見積金額の回答が来た。これなら買い換えたほうがいいくらいの金額だった。使用年数からすれば、そろそろ考えてもいい頃だ。でも、この時期の急な出費は痛い。とりあえず応急処置を施してもらって自宅に戻って来たパソコンは、かろうじて動いている。いずれ近いうちに何とかしなければならない。なまじ動くようになったので、かえって迷ってしまうOさん。迷った時にはタロットが役立つ。(M・Oさん
30代 埼玉
A.
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現状 |
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「愚者」は簡単に直ると思って、パソコンを修理に出したOさんだ。修理費だってたいしてかからないと楽観的に考えていた。あるいは、「愚者」は、故障したパソコンを引き取り、応急処置を施してOさん宅に届けてくれたメーカーのサービスマンかもしれない。善意に満ちたサービスマンが、見積もりを出すだけでなく、何とか動くようにしたパソコンをいそいそと運んでいるようにも見える。
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経緯 |
現状 |
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経緯は「世界」、完成をあらわすカードだ。四聖獣が取り巻くこのカードから、Oさんたちがこのパソコンを永らく愛用し、パソコンに備わるいくつかの機1能も十分に使いこなしてきたことがわかる。パソコンからすれば、職務を全うしたといってもいいくらいだろう。
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展望は「正義」R。これからの年の暮は何かと忙しく、出費も多いもの。新品を購入する以上にお金をかけて修理するつもりもないが、この時期に買い換えるのは、「正義」Rがあらわすように、家計的にバランスが崩れ苦しい。
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「世界」の注目カードは「仕事師」Rになった。パソコンの調子はしばらく前から悪かったが、Oさんがなだめすかすように使ってきたという。ところが、ある時、仕事を持ち帰ったご主人がいざ使おうとしてうまく作動せず、仕事に支障を来してしまった。このカードは、その時の状況をよくあらわしている。
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「仕事師」Rの対策カードは「13」。仕事に支障を来すようでは困る。一番必要とするときに機能するかどうかわからない状況に対して、タロットは思い切って新しいものに買い換えることを勧めている。
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「13」の注目カードは「宙吊り」である。買い換えを勧めながらも、じっくり見て判断するといいとのアドバイス。急いで購入することはないようだ。
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「正義」Rの対策カードは「力」が出た。これはしっかり者のOさんだ。未来を見つめ、自分の中の智慧をあらわすハチの存在に気づいている「力」の少女のように、未来に向けて賢明であることだ。そして、家計を預かる者として、やりくり上手のお金の使い方をするとよい。
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経緯 |
現状 |
展望 |
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「力」の注目カードは「神の家」で、この建物には天上から稲妻のような光が差し込んでいる。Oさんにはピンと来るものがあった。これは自分が行こうと思っている大きな家電センターだ!天から降ってくるものは、天からの恩寵、天からの祝福である。それは間もなくやってくるお正月のお祝いセール、福袋といってもいい。お正月に二人で家電センターに行けば、パソコンも気に入ったものがお値打ちな価格で購入できるに違いない。「神の家」の二人は、家電センターで満足のいく買い物ができて、「やったぁー」と喜ぶ
Oさん夫婦にも見える。
タロットの答えは明快だった。これで赤字の心配もなくパソコン新調の目途も立った。気持ちの良い新年を迎えられそうだ。
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