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イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。

ケーススタディ 156

最新のケーススタディ 2012年1月25日号 掲載

Q.Kさんの知り合いAさんは調剤薬局を経営している。Aさんには薬剤師の資格がないため、職場はベテランの薬剤師Bさんを中心に数名の若手が下につく形にし、Aさん自身は現場に口出ししないように気をつけてきた。これまでの業績は順調だった。だが最近、若手の薬剤師たちがAさんの元にやってきて、「Bさんのやり方は厳しすぎて、もうBさんにはついていけません。」と訴える。薬剤師は人の命に関わる仕事、だからミスは致命傷を招く危険があることを熟知するBさんは、若手のケアレスミスに厳しい。何度も叱責を受けた若手が根を上げてしまったようだ。Aさんは、優秀なBさんに辞めてほしくない。薬局が順調にやって来れたのはひとえにBさんのお蔭だからだ。しかし、できれば若手にもずっと続けてほしいというのが、Aさんの本音である。困り果てたAさんは、タロット・リーダーであるKさんのところに相談にやって来た。(Aさん 50代 埼玉)

A.
(1)
現状
 
「斎宮」Rは、まさに遠慮して職場に口出ししないようにしているAさんである。薬剤師の資格がないことの負い目もあってか、経営者なのに職場に対して消極的すぎる。逆向きで出ているので、Aさんのこの姿勢は問題である。 

(2)
 経緯 現状
   
経緯は「神の家」が出た。この建物はもちろんAさんの調剤薬局だ。正立なので経営的にうまくいっていたことがわかる。また、組織としてBさんと部下である若手との関係もそれなりにうまくいっていたようだ。

(3)
 経緯 現状 展望 
   
展望は「女帝」である。ゆったりと玉座に座り、自ら積極的にアイデアを練っている。経営者であるAさんの展望の姿である。

(4)
 経緯 現状 展望 
   
     
   (4)  
「斎宮」Rの対策カードは「皇帝」。経営者そのものをあらわすカードである。「斎宮」と対照的な絵柄の「皇帝」カードは、リーダーシップを発揮することの必要性を語っている。まず、Aさん自身が、薬局の経営者は自分であると自覚することが大切である。中心になるべき人がしっかりしていないと、組織はうまく機能しなくなるものである。

(5)
 経緯 現状 展望 
   
     
 (5)  (4)  
「皇帝」の注目カードは「隠者」が出た。長年の経験を持つスペシャリストBさんである。Bさんが若手のミスを厳しく叱責するのは、人命にかかわるだけに当然のことであろう。しかし、経験浅い若手を導いていけるのもBさんなのである。薬局の今後を考えると、Bさんがこの役割を果たしていくことは重要である。そのためにも、Aさんは「隠者」を背後から見守りサポートする「皇帝」であることが望まれる。 

(6)

   経緯 現状 展望 
 
 
 (7)  (5)  (4)  
「隠者」の注目カードは「正義」である。薬を天秤で量り、調剤している若手である。両刃の剣を持って正面を見ているので、命にかかわる仕事に就くことの自覚、自分への厳しさの自覚は必要であろう。「隠者」と「正義」をみると、ベテラン薬剤師のBさんが部下である若手に灯りを向け、指導しているように見える。「隠者」は賢者であるから、指導の仕方も賢者らしく、検討の余地がありそうだ。 

(7)
   経緯 現状 展望   
 
   
 (7)  (5)  (4)    
「女帝」の注目カードは「節制」となった。壷から壷へ流れる水に目が留まる。Aさんが率先してBさんや若手と交流する姿である。言葉をかけ合い、気持ちが通う職場となれば、皆が働きやすくなるであろう。 

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