A.
(1)
現状 |
現状は、なんと「世界」が出た。中央でうれしそうに踊る人物は、13年走り続け、集大成となるイベントをやり終えたTさんである。過去を振り返りながら、満足感と達成感の余韻に浸っている。Tさんは自分の仕事を完成できたなどとは思っていない。しかし、マンダラの最後のカード「世界」が出たことで、Tさんは今までやってきたことにひとつ区切りがついたことを確認できた。と同時に、広い世界に出て、異分野の人たちと交流することで、自分の枠を広げたほうがいいと思っている自分の心をずばり言い当てられたようで、Tさんはこの最初の一枚で、勇気百倍になった。
(2)
経緯 | 現状 |
経緯は「宙吊り」で、ひたすら一つの世界にとどまり、その世界に没頭してきた様子が窺われる。仕事人間で自分の分野を確立するために、よそ見をせずじっと取り組んできた。正立なので、これまではそれでよかったことがわかる。「宙吊り」の人物がじっとしながらも目を見開いてよく観察し、事態を冷静に把握しているように、Tさんも自分の世界にとどまりながら、自分の状況を的確につかんでいた。自分を見失わなかったおかげで、今、新たな段階に進む時が来ていることも察知できたのだろう.
(3)
経緯 | 現状 | 現状 |
展望の「戦車」は、Tさんに自信を持って自分の考える道を進みなさいと後押ししてくれる。違う世界に生きる人たちとの交流を思い立ったのは、「井の中の蛙」にならないためであった。同業の人とは違う刺激が、Tさんの人間力を磨き、器を大きくするに違いない。仕事だけでなく、成熟した人生を達成するために、積極的に実行していくとよい。
Tさんが心の中で漠然と思っていたことは、カードによって非常に明確になった。あまりに明快だったのでびっくりするほどであるが、自分の考えを激励する内容となったことで、Tさんは何の迷いもなく新たな挑戦に踏み出す覚悟ができた。今後が楽しみである。