イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。
ケーススタディ184
最新のケーススタディ 2013年4月10日号 掲載
Q. Ｎさんは、心理カウンセリングのサービスを提供する会社に勤めている。この度、Ｎさんの企画が認められ、正式なプロジェクトとして実施することになった。Ｎさんはチームリーダーを仰せつかった。これまでのＮさんの仕事の進め方は、完全な調整型、つまり、会社の方針・上司の意向をいつも尊重し、一方で、部下の言い分もできるだけ聞いて、現場をまとめるタイプだった。自分を強く主張しないので、人間関係でぶつかることはめったにないが、相手の言い分を聞きすぎて板挟みになったり、八方美人になったりしてしまうことがある。このままではいけないとの反省から、今度のプロジェクトでは、もっとリーダーとしての自覚を持たなければならないと思っている。タロットにも助言を求めた。
Ｓ・Ｎさん 50代 東京
Ｎさんは、自分の職業人生を今の会社一筋で送ってきた。この先、ずっと働き続けるわけではなく、やがて退職の時期もやってくる。この会社に育ててもらった思いが強いＮさんは、今回のプロジェクトでチームリーダーとして成果を上げ、お世話になった会社に貢献したいと思っている。現状の「星」は、Ｎさんが今回の仕事に献身的な思いを持って取り組もうとしている姿をあらわしている。
（2）
Ｎさんの会社への忠誠心は強い。自分の判断や行動は、会社の意向を汲み取っているだろうか？組織全体にプラスになっているだろうか？ 組織の一員として、Ｎさんはこう自分に問いかけてきた。組織人として優秀な資質を持っているのだ。しかし、経緯は「神の家」が逆向きであることから、しばしば、過剰な会社への忠誠心が、Ｎさんを硬直させてきたことがわかる。自分なりの考えがあっても、上の意向に忠実であろうとしすぎて、調整型になってしまう。忠誠心と自分らしさの折り合いに腐心してきたＮさんである。
(3)
展望の「悪魔」はお互いの意思疎通がうまくいき、信頼の絆で一つになっている。チームワーク力抜群で、一つのプロジェクトを推進するのに理想的な関係をあらわす。リーダーを仰せつかったＮさんは、もちろん中央に立つ悪魔である。実績があるＮさんは、もっと自分に自信を持っていい。部下が「この人についていけばいいんだ！」と思える指導力を発揮したほうが、プロジェクトはうまくいく。
（４）
「神の家」Ｒの対策カード「恋人」では、中央の男性がベルトに手をかける姿が目を引く。左右にいる女性と話をしながらも、男性は決断ができている。聞き上手でありながら、自ら決断し、選択していく人の姿である。中央の男性のように、Ｎさんは上から目線のリーダーではなく、相手と同じ目線に立ちながら、必要に応じて自ら決断するリーダーをめざすとよい。
アドバイスカードも「皇帝」で、現場で指揮するリーダーである。プロジェクトの成功には、遠慮するばかりではダメ。現場経験の長いＮさんが、確信を持ったことであれば、積極的に自分から提示する責務があると肝に銘じるとよい。この度のプロジェクトで指導力を磨き、Ｎさんは本物のリーダーになれるだろう。Ｎさんの成長こそが、育ててもらった会社への最高の恩返しである。
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Ｓ・Ｎさん 50代 東京
A.（1）
| 現状 |
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（2）
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(3)
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（４）
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アドバイスカードも「皇帝」で、現場で指揮するリーダーである。プロジェクトの成功には、遠慮するばかりではダメ。現場経験の長いＮさんが、確信を持ったことであれば、積極的に自分から提示する責務があると肝に銘じるとよい。この度のプロジェクトで指導力を磨き、Ｎさんは本物のリーダーになれるだろう。Ｎさんの成長こそが、育ててもらった会社への最高の恩返しである。
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