イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。
ケーススタディ182
最新のケーススタディ 2013年3月10日号 掲載
Q. Ｆさんは出版印刷業を営んでいる。経営環境は厳しかったが、業界の中ではがんばってきた方だ。無理せずのんびりやっていこうと思っていた矢先、一年以上宙ぶらりんで半ば諦めていた企画が２つ、急にまとまってきた。想定外の展開はありがたいことだが、今度は資金繰りが厳しくなってきた。企画が決まる前は、Ｆさんは取引先の銀行の担当者と話をするたびに、融資は当面必要ないと答えてきたが、状況は一変。2つの企画を円滑に進めるためには、やはり資金繰りの不安を解消した方がいいのではと考え始めている。融資の申し込みはうまくいくだろうか。
（S・Fさん 50代 東京）
現状は「星」が出た。Fさんには、２つの壷からなみなみと注ぐ姿が、企画を成功させるためには、資金を補充し、資金繰りの不安を解消した方がいいと考える自分に見える。豊かさを象徴する絵柄からは、二つの企画をやり遂げることで、Fさんの会社が大きな実りを得る可能性も読み取れる。カードは正立なので、そのための資金調達にゴーサインを出している。
（2）
経緯の「正義」Rは、ついこの間までのFさんの会社の経営状況である。昨年は、印刷機の老朽化で、新機種への交換が発生したり、通信環境を整えるための経費がかさんだりして、収支のバランスは非常に厳しかった。企画が決まったことは嬉しいが、このままでは資金的にきついなあと嘆くＦさんの心の声が聞こえてくるようだ。
(3)
展望は「悪魔」で、現世利益をあらわす。2人の小悪魔を従える悪魔は、これから取り組む2つの企画がもたらしてくれる利益で潤う、将来の会社の姿である。また、「悪魔」カードの正立より、これらの企画は、魅力あるものとして人々に受け入れられ、多くのファンを獲得することもできそうである。いずれも、Ｆさんの会社の繁栄につながることを示唆している。
（４）
「正義」Ｒの対策カードは「愚者」である。資金繰りに困るＦさんに、カードは深刻に考えるより、気持ちを大きく持って、融資に向けて一歩踏み出した方がよいと後押しする。実は、今の仕事に携わって12年になるＦさんが、融資を考えるのはこれで3回目である。1回目は事業の立ち上げのとき、2回目は事業拡大のときだった。融資を受けたおかげでうまく行き、返済もきちんとできた。実績もあるのだから、3回目も積極的に考えればいい。
「愚者」の注目カードは、「恋人」となった。融資の相談場面である。Ｆさんには、3人が誰をあらわすか、すぐ分かった。Ｆさん、銀行の担当者、東京都の融資制度の斡旋をしてくれる相談員のことだ。2回目の融資は、３者の話し合いで、超低金利の融資を受けることができた。タロットは、３回目も、銀行との２者間の話し合いではなく、制度融資を活かした３者間の話し合いに持って行った方がいいと助言する。
カードを展開して腹を決めたＦさんは、すぐ行動を起こした。都の融資制度斡旋窓口に出向き、事情を話し、融資を進めるための相談日の予約も、その場で入れてきた。幸い、２回目のときと同じ相談員が担当してくれることになり、Ｆさんは嬉しくなった。予約日には、前回お世話になったお礼も言うつもりでいる。
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（S・Fさん 50代 東京）
A.（1）
| 現状 |
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（2）
| 経緯 | 現状 |
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(3)
| 経緯 | 現状 | 展望 |
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（４）
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| （４） |
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| （４） | （５） |
カードを展開して腹を決めたＦさんは、すぐ行動を起こした。都の融資制度斡旋窓口に出向き、事情を話し、融資を進めるための相談日の予約も、その場で入れてきた。幸い、２回目のときと同じ相談員が担当してくれることになり、Ｆさんは嬉しくなった。予約日には、前回お世話になったお礼も言うつもりでいる。
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