イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。
ケーススタディ185
最新のケーススタディ 2013年4月25日号 掲載
Q. 婦人服のデザイナーH君は、タロット・リーダーでもある。タロットに惚れ込んでやり始めたことだが、リーディングを通しての喜びは大きく、今では、友人にリーディングを頼まれた時、すぐ応じられるように、いつもカバンの中にタロットデッキを入れて持ち歩いているほどである。そんなH君が、小学校時代の恩師K先生からリーディングの依頼を受けた。そのK先生は公文塾を経営しており、最近、父兄から「フランス語は教えていただけないのか…？」というリクエストが多いのだという。学んですぐ教えられるものでないことは重々承知の上だが、これを機に学んでみようかという気にもなっている。夫を亡くしたショックからやっと立ち直りかけた今だから、一つの節目にできるのではという思いもある。K先生は、タロットに助言を求めた。
（T・K さん 40代 東京）
K先生が最初に引いたのは「皇帝」R。亡くなったご主人のことが脳裏をよぎる。若くして旅立たなければならなかったご主人の無念さ、こんなにも早く見送らなければならなくなったK先生のショックが浮かび上がる。K先生の心の中では、ご主人への思いが強い。だから、フランス語を勉強してみようかと、ふとその気になることはあっても、なかなか実行に移せないでいる。
（2）
経緯の「太陽」は、K先生の公文塾に来る子供たちである。子供たちは元気一杯で、塾に来るのが楽しくてならない。少子化で、塾は苦戦しているところが多いのに、K先生のところは盛況で、なんと先生は二つの教室を運営している。30代になるH君が、いまだに恩師として訪れるくらい、先生の人柄、教え方が素晴らしいのだ。通ってくる子供たちも父兄も先生が大好きで、信頼が篤い。「フランス語を習うならK先生のところで！」と思う父兄が多いのも納得の「太陽」カードである。
(3)
展望の「１３」は、新しく変容して行くK先生、心の中にある悲しみや人生の不条理を整理し、リセットして、次の新しい人生を切り拓いていこうとする先生の姿である。先生は大きなショックを乗り越えることで、精神的にステップアップした人生を自分のものとされるだろう。
（４）
現状の対策カードは「審判」で、Ｋ先生が真っ先に注目したのは空色の人物である。復活するこの人物は、もちろんＫ先生のことだ。ご主人の死を乗り越え、もう一度立ち上がるよう、カードは後押ししている。天上から見守る天使は、Ｋ先生を温かく見守り応援する亡くなったご主人のようである。このカードを見て、先生はいつまでも悲嘆にくれていてはいけないと改めて思う。立ち上がって、自分の人生を生きることが、亡き夫の願いなのだ。
（５）
「１３」の注目カード、「世界」は世界とつながるＫ先生である。外国語のフランス語を学ぶことは、世界とのつながりを深め、それによって先生の生きる世界も大きく広がるに違いない。また、フランス語を学ぶ楽しさで、ますますはつらつとする先生の姿に、周囲の人は喜び、そんな魅力的な先生を求めて人が集まってくるだろう。
アドバイスカードは「節制」である。このタイミングでのタロット・リーディングは、Ｋ先生に大きな癒しの力を与えた。タロットのメッセージをしっかり受け、壺から水が慎重に注がれるように、ゆっくり少しずつ、フランス語の勉強を始められるようにしようと心が決まった。
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（T・K さん 40代 東京）
A.（1）
| 現状 |
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（2）
| 経緯 | 現状 |
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(3)
| 経緯 | 現状 | 展望 |
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（４）
| 経緯 | 現状 | 展望 |
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| （４） |
（５）
| 経緯 | 現状 | 展望 | （５） |
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| （４） |
「１３」の注目カード、「世界」は世界とつながるＫ先生である。外国語のフランス語を学ぶことは、世界とのつながりを深め、それによって先生の生きる世界も大きく広がるに違いない。また、フランス語を学ぶ楽しさで、ますますはつらつとする先生の姿に、周囲の人は喜び、そんな魅力的な先生を求めて人が集まってくるだろう。
アドバイスカードは「節制」である。このタイミングでのタロット・リーディングは、Ｋ先生に大きな癒しの力を与えた。タロットのメッセージをしっかり受け、壺から水が慎重に注がれるように、ゆっくり少しずつ、フランス語の勉強を始められるようにしようと心が決まった。
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バックナンバー
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