イシス学院は、カバラー、タロット、アストロロジー、アロマテラピーという形で現代に伝わる古代エジプトの叡智を学ぶ魂の学校です。
ケーススタディ178
最新のケーススタディ 2013年1月10日号 掲載
Q. Aさんが手がけているのは教育遊具の販売と普及のための講習である。完全なすきま産業であるが、ここ数年は、そのユニークさが時代に受け入れられるようになり、何とかその仕事で食べられるようになった。芽が出るまでが長かったので、Aさんにとっては好きなことを仕事にできるだけで幸せであるが、うまくいくようになると、いつのまにか過去の成功体験に引きずられ、何でも甘くなりがちである。最近、時代が刻々と変わっていくのを強く肌で感じるAさんは、今一度初心に戻り、進むべき道を見つめなおして仕事に取り組む必要があるのではないかと痛感するようになった。ユニークでありながら、時代に寄与する仕事をしていくために、会社の人事・仕事の進め方をがらりと変え2013年に臨むことにした。これを機に新しい気持ちでステップアップした仕事をしていきたいAさん。開始にあたり、タロットに助言を求めることにした。（S・Aさん 50代 東京）
現状は「愚者」Rが出た。本来なら、大きく見開いた「愚者」の目は、自分の目指すゴールをしっかり捉えているはずなのに、カードが逆向きなので、本来の進むべき方向を十分見ていない。Aさんには何のことかよくわかる。仕事がうまくいくようになると、先を見ることなく「とりあえず、まあ、いいか。」と楽な方に流れる点を指摘されているのだ。また、カードが正立なら、巡礼者である「愚者」は自分の足で一歩一歩大地を踏みしめていくはずなのに、逆向きなので地に足がついていない。前に進んでいない。過去の成功体験にこだわっているのか、周囲に気をとられているのか、楽天的すぎるのか。心の奥で漠然とした危機感を感じていたAさんは、「愚者」Rが指摘する問題点に大いに納得する。やはり初心に帰る必要性があったのだ。
（2）
経緯は「運命の輪」で、輪が浮かぶ海が象徴するように、Aさんの仕事が時代の流れに乗りうまく回転していたことがわかる。同時に、海は波を作り出すから、時代の流れの恩恵を受けることもあれば、揺れる波の影響も受ける。時代が目まぐるしく変わるのは、大きな波を受けて激しく揺れるのと同じこと。波が変わるときには、私たちも先んじて変化の時を掴まなければならないと、Aさんはうすうす感じていたようだ。
(3)
展望は「神の家」となった。固い大地の上に大きな建物がどっしりとそびえ立つ。Aさんはこれまでの仕事のやり方を大幅に変えたが、Aさんの意気込みは一つ一つの取り組みに息吹を吹き込み、一寸の隙間もなく積み上げられるレンガのように、確固たるものを築き上げるに違いない。Aさんが願っている時代に寄与する仕事がきっとできるだろう。焦らず、じっくり時間をかけて行うとよい。
（４）
「愚者」Rの対策カードは「審判」である。天使の呼びかけに応える人は自分の使命が自覚できる人である。今の仕事を何としてもやりたいと思った最初の時の自分を思い出してみてはどうだろう。使命のようなものを感じたのではないだろうか。強い気持ちがなければゼロから仕事になるまでやり続けることはできるものではない。そこそこできるようになると初心を忘れてしまうことがあるが、もう一度原点に戻り、使命への溢れる思いを携えて仕事に取り組んでいくとよい。
展開を見てAさんは、大いに勇気づけられた。好きなことを仕事にできたことだけで満足するのではなく、天職として取り組んでいこうと心を新たにできた。
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A.（1）
| 現状 |
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（2）
| 経緯 | 現状 |
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(3)
| 経緯 | 現状 | 展望 |
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（４）
| 経緯 | 現状 | 展望 |
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| （４） |
展開を見てAさんは、大いに勇気づけられた。好きなことを仕事にできたことだけで満足するのではなく、天職として取り組んでいこうと心を新たにできた。
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